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《美しい嘘 -MENTIRA FORMOSA-》
フラメンコ国際共同制作 vol.5 (martes, 6 de octubre 2026) [日付]2026年7月9日(木)・10日(金) [会場]MUSICASA(ムジカーザ、東京・代々木) 写真/竹下智也 Fotos por Tomoya Takeshita 文/金子功子 Texto por Noriko Kaneko (写真左から)森田志保 ルー・リー 昨年5月に台湾(台北)にて初演された日本と台湾のアーティストらによる共同制作となる舞台作品が今年、台南と台北での再演を経て、日本で初上演された。 この作品はシンガポールを拠点にアジア各地で文化交流活動を行う中根信由が、18世紀にヨーロッパで実在したとされる自称・台湾人のジョルジュ・サルマナザールの物語に着想を得て、台湾在住のフラメンコギタリスト、セルヒオ・ムニョスと共に2024年より台湾と日本のフラメンココミュニティ同士の国際共同制作プロジェクトとして始動したという。 作品の内容は、当時の社会を生き抜くために得意の語学力を武器に高貴な東洋人になりすまし、嘘を重ねながら社会的地位を築き上げ
10 時間前読了時間: 4分


【特集】プリメラの仲間たち2026
プリメラ フラメンコフェスティバル2026 (miércoles, 30 de septiembre 2026) 2026年7月11日(土)~12日(日) こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京・新宿) 編集/金子功子 Edición por Noriko Kaneko プロのアーティストらが出演する「プリメラ フラメンコ魂」と同時期に開催される「プリメラの仲間たち」。 こちらは各地のフラメンコ教室の生徒たちや愛好家の皆さんが自由に参加できるイベントで、週末の2日間にわたり行われます。 広いステージを舞台に、バイレ・ソロや群舞はもちろん、カンテやギターもソロやグループで、各々の努力の成果を披露します。 両日ともお昼前から始まり、終演は夜の8時過ぎ。 プログラム曲数は、なんと合計で約140曲! いろんな教室やグループ、個人が集う「プリメラの仲間たち」は、フラメンコが好きな人たちの「参加型フェスティバル」なのです。 今回の出演者の中から何組か、コメントをご紹介します。 【コメントの内容】 ①今回は何回目のご出演ですか。
6 日前読了時間: 6分


【特集】プリメラ《フラメンコ魂2026》バイレ・ソロの一曲入魂
プリメラ フラメンコフェスティバル2026 (miércoles, 30 de septiembre 2026) 2026年7月9日(木)~10日(金) こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京・新宿) 写真/川島浩之 Fotos por Hiroyuki Kawashima 文/金子功子 Texto por Noriko Kaneko 毎年初夏の恒例イベントとなったプリメラギター社主催によるフラメンコの祭典『プリメラフラメンコフェスティバル2026』が、7月9〜12日の4日間にわたり開催された。 前半2日間のプロによるステージ《フラメンコ魂》では、タブラオや劇場公演などで活躍する総勢17名の踊り手がそれぞれの個性溢れる渾身の一曲を披露し、観客を魅了した。 後半の2日間は、愛好家やフラメンコ教室の生徒たちといったアマチュアによるステージ《プリメラの仲間たち》。 総勢約140組の出演者がバイレにカンテにギターにと、ソロやグループで思い思いのフラメンコへの愛情がこもったパフォーマンスをみせた。 *【特集】プリメラの仲間たち202
6 日前読了時間: 4分


伊藤笑苗・鬼頭幸穂 フラメンコライブ《Lunas Sagradas》
(martes, 29 de septiembre 2026) 2026年8月7日(金) 浜離宮朝日ホール(東京・築地) 写真/伊藤実音 Fotos por Mio Ito 文/堀 慎二郎 Texto por Shinjiro Hori 国内のコンクールで様々な賞を獲得している実力派バイレ、伊藤と鬼頭。その2人が主役を務めたのが本公演だ。主催は多様なジャンルの公演を行っている株式会社Moonで、当初は伊藤の公演の話だったが、伊藤の希望で鬼頭が共演することに。Moonの方でも若きアーティストを応援するべく、大きなステージを用意したという。 公演のコピーは「二つの月が出会う夜、女神たちの情熱が、魂を震わせる。」 そんなファンタジックな世界観の中で、2人はどんな表現で観客を魅了したのか。 森川のピアノと今枝の歌で舞台は始まった。豊かな音が創り出す世界で、2つの月が誕生するような演出から踊りへ。最初は人形のようなぎこちない動作だったが、徐々にしなやかさ、鮮やかさが増し、命が宿っていくようなイメージだ。美しく舞い上がるファルダや、“二つの月”と
7 日前読了時間: 3分


南風野香スペイン舞踊団公演《僕の耳の中のシレーナ》
(sábado, 12 de septiembre 2026) 【日時】2025年11月8・9日 【場所】すみだパークシアター倉(東京・墨田) 写真/川島浩之 Fotos por Hiroyuki Kawashima 文/金子功子 Texto por Noriko Kaneko アレグリアス スペイン舞踊とフラメンコによる舞台作品の創作に取り組む舞踊家、南風野(はえの)香による舞踊団公演が行われた。今作のテーマは、アンデルセンの童話やディズニー映画で多くの人に親しみのある人魚の物語。ひとりの男性と人魚との恋を描いたオリジナルストーリーによるファンタジーで、ゲストダンサーとしてパブロ・セルバンテスと谷淑江を招いた。 今作のストーリー設定は、この日本の「東京」という都会を取り上げたところがユニークだ。原作を忠実になぞるのであれば、主人公の人魚姫の相手役はどこかの王国の王子だが、今作では現代の東京を生きるひとりの男性に設定。また、「人魚」はスペイン語で "sirena(シレーナ)" というが、この言葉には「サイレン」という意味もある。サ
9月12日読了時間: 4分


《Puente 〜架け橋〜 フラメンコが繋ぐ日本とスペイン》
(lunes, 10 de agosto 2026) 【東京公演】2026年4月28日(火) 小金井 宮地楽器ホール 大ホール(東京) 写真/龍神孝介 Fotos por Kousuke Ryujin 文/金子功子 Texto por Noriko Kaneko 作曲家の父を持ち、フラメンコ歌手として様々な公演で活躍する一方、ピアノの弾き語りや作曲活動、さらには踊りまでこなすという多才ぶりで、スペイン国内でもメディアに取り上げられるなど注目を集めるホセ・ルイス・ペレス・ベラ( Jose Luis Perez-Vera)の来日公演が行われた。 今回招聘を行った溝畑直子は関西を拠点に舞踊・教授活動を行い、2017年の主催公演でホセ・ルイスを歌手として招いた経歴から、昨年の大阪・関西万博でスペイン館のイベントにアンダルシア州代表として来日した彼から今度はダンサーとしての出演を依頼され、その縁が今回の公演の実現につながったという。 舞台の始まりは3人の群舞によるソロンゴ。モノトーンの水玉の衣装で統一され、美しく情熱的な踊りには三者三様の個性が表れてい
8月10日読了時間: 4分


小島章司 FLAMENCO 2025《Flamenconauta -フラメンコナウタ-》
(viernes, 24 de julio 2026) 2025年10月30日(木) 銀座ブロッサム中央会館(東京) 写真/大森有起 Fotos por Yuki Omori 文/金子功子 Texto por Noriko Kaneko 小島章司とカレン・ルーゴ 日本を代表するフラメンコ舞踊家の一人で文化功労者の小島章司が2018年にフェスティバル・デ・ヘレスで上演した《Flamenconauta -フラメンコナウタ-》が、7年の時を経て再び東京で上演された。 初演当時は、スペインを含めメキシコ・日本など12ヶ国の舞踊家による『フラメンコナウタス(Flamenconautas)舞踊団』が結成され、小島は同団の特別協力者兼招待アーティストとして参加。 今回の公演では当時のメンバーの招聘に加えて、日本で活躍する次世代のアーティストも参加する特別編成での上演となった。 オープニングはミュージシャン全員による前奏曲。カンテの二人がグルーヴ感あふれるブレリアを聞かせ、チクエロのギターが軽快なリズムで骨太な音色を響かせる。チェロのソロでは艶のある
7月24日読了時間: 4分


El son de Zoniquetazo 2
(lunes, 13 de julio 2026) 2025年12月6日(土) ShowレストランGARLOCHÍ(東京・新宿) 写真/渡辺格 Fotos por Itaru Watanave 文/金子功子 Texto por Noriko Kaneko 今枝友加 スペイン・ヘレスのクリスマスシーズンの風物詩でもある、「サンボンバ」という楽器を鳴らしながら老若男女がビジャンシーコやブレリアを歌ったり踊ったりするフィエスタの自由な空気を日本でも根づかせたいという思いで、踊り手で歌い手でもある今枝友加が10年以上にわたって仲間や生徒たちとともに温め続けてきた企画がこの度実現した。この企画の主役として招かれたのは、濃密なフラメンコのアイレを醸し出す4人のヘレサーノたちだ。 昼の部では今枝の生徒たちや仲間による「サンボンバの会」のメンバーらとの共演ステージが行われ、夜の部では日本とヘレスで各々活躍するプロのアーティストらによるライブとなった。 ステージ上のスクリーンには、12月の寒い冬の夜を思わせる暖炉の炎の映像。今枝がステージ下手側のフロア
7月13日読了時間: 4分


《La Negra ~ある烏の孤独~》
田村陽子とFlamenco30周年記念公演 vol.2 公益財団法人スペイン舞踊振興MARUWA財団 令和8年度助成事業 (viernes, 26 de junio 2026) 2026 年 5 月 24 日(日) セシオン杉並ホール(東京) 写真/武重 到 Fotos por Itaru Takeshige 文/金子功子 Texto por Noriko Kaneko 友である薔薇を失い悲しみに暮れる烏 昨年11月に行われたフラメンコダンサー田村陽子の舞踊活動30周年記念公演に続く第2弾として、自身のインスピレーションから誕生したという完全オリジナルストーリーによる舞踊作品が上演された。登場するのは主役の烏(カラス)、白鳥、薔薇、死神という4者のみで、それぞれがソロを舞いパレハで絡みながら物語が進行していく。 オープニングは低音弦の音色とともに哀愁を帯びたメロディーから始まり、黒い羽根をあしらった黒の衣装の田村が登場する。鳥の羽ばたく動きをフォルムとして振付に取り入れ、フラメンコの枠に収まらないコンテンポラリーのような踊りも見せ、孤独な烏の
6月26日読了時間: 3分


内田好美フラメンコソロ公演『孤独生』Vol.4/10 〜徨〜
(jueves, 11 de junio 2026) 2025年11月8日(土)「黒の世界」 /9日(日)「白の世界」 名古屋東文化小劇場(愛知) 写真/大森有起 Fotos por Yuki Omori 文/金子功子 Texto por Noriko Kaneko 2022年から始まった、名古屋を拠点として舞踊活動を行うフラメンコダンサー内田好美のソロ公演『孤独生』の第4作目が上演された。 今作のテーマは「徨」。あまり日常で見かける漢字ではないが、「彷徨う(さまよう)」という言葉に使われる。そしてスペイン語での表記「Vagar」もまた「放浪する、さまよう」という意味を持ち、彷徨う自分と共に歩んできた自身の「影」との関わりを表現した作品だ。 今回は初めて2日間の上演となり、初日は「黒の世界」、二日目は「白の世界」とアプローチを変え、作品全体のコンセプトはそのままに別々の作品に仕立てられた。 初日、舞台中央の床には、奥へと続く一本道のように白のパネルが敷かれている。舞台の端には、開いたままの茶色のトランク。そこに赤のコルドベス帽を被った内田が現
6月11日読了時間: 5分


Yuka × El Perla ギター&カンテ スペシャルライブ
(jueves, 21 de mayo 2026) 2025年11月7日(金) ShowレストランGARLOCHÍ(東京・新宿) 写真/渡辺格 Fotos por Itaru Watanave 文/金子功子 Texto por Noriko Kaneko 夢のような共演が実現したひとときだった。 踊りだけでなく今や歌い手としても日本各地で引く手数多の存在となった今枝友加と、伴奏でもギターソロでも鮮やかなテクニックと輝きを放つような音色で聴く人を魅了するエル・ペルラとの共演ライブが行われた。 始まりは無伴奏のトナ。今枝は黒地に白の刺繍の大判のマントンに身を包み、舞台の中央に立ち心を込めて歌い上げる。余計な力みは無く、そこにあるのはただフラメンコへの揺るぎない深い敬意のみ。その歌声は、音量の大小や強弱など関係なく、聴く者の心に深く沁み渡ってくる。 2曲目はペルラのギターと三枝のパルマも加わりカンティーニャスを披露。骨太で豊かな響きのギターと、音楽に丁寧に寄り添うパルマとともに、3人が作り出すフラメンコの波がなんとも心地よい。今枝のカンテが
5月21日読了時間: 3分


《CARMENCITA. COM 〜カルメンシータドットコム〜》
Con Daniel Torres y Jacob Guerrero ダニエル・トーレスとハコブ・ゲレーロを迎えて (lunes, 20 de abril 2026) 日程 2025年10月18日(土) 場所 ShowレストランGARLOCHÍ(東京・新宿) 写真/佐藤尚久 Fotos por Naohisa Sato 文/金子功子 Texto por Noriko Kaneko 2024年にスペイン舞踊家の小池朱美が招聘した、カディスの舞踊家ダニエル・トーレスとサンルーカル出身の舞踊家ハコブ・ゲレーロによる来日クルシージョで教わったカルメンの振付を、一緒に受講したプロダンサーらとともに舞台作品として披露するフラメンコライブが行われた。 オープニングからさっそく今回のメイン作品となる「カルメン」の群舞で、観客を引き込んでいく。世界的にも有名なオペラ作品でもあるカルメンの音楽をモチーフとしたモダンなアレンジ曲に乗せて、3人の女と二人の男の絡み合いを演出しながら踊りを展開していく。特に女性3人による群舞では、黒のトップスに色違いのファ
4月20日読了時間: 3分


KOJIMA Shoji 《叫び The Scream》
(viernes, 27 de marzo 2026) 2025年5月2日(金) グランシップ 中ホール・大地(静岡) 写真/大森有起 Fotos por Yuki Omori 文/金子功子 Texto por Noriko Kaneko SPAC(静岡県舞台芸術センター)が主催する「SHIZUOKA せかい演劇祭」のための特別上演として披露された今作品は、2016年にノルウェーの画家ムンクが描いた「叫び」をオスロで見たときの衝撃からインスピレーションを受けたという。長年にわたり小島の心を駆り立て続けているフラメンコの歌い手たちの「叫び」、カラコールやマイレーナ、パケーラ、カマロン、フェルナンダ、チョコラーテなど、先人たちの強い叫びや小さなささやきにも思いを馳せ、これまで芸術の力を信じて生きてきた全てのものを舞台に捧げたいという願いを込めた作品だ。 オープニングは歌い手3人によるパルマとブレリア。互いにハレオを掛け空気を温め、チクエロのタパオがグルーヴ感を沸き立たせる。ひとりずつ歌い繋ぎ、ドゥエンデは踊りもひと振り披露するなど、濃
3月27日読了時間: 3分


石井智子スペイン舞踊団公演『ちはやふる』
第72回文化庁芸術祭大賞受賞作品 (miércoles, 18 de marzo 2026) 2026年 2月6日(金)・7日(土) 浅草公会堂(東京) 写真/川島浩之 Fotos por Hiroyuki Kawashima 文/金子功子 Texto por Noriko Kaneko 日本人ならほぼ誰もが知る「百人一首」をテーマに、スペイン舞踊家の石井智子が日本の伝統楽器とともにフラメンコやスペイン舞踊のリズムと音楽で創り上げた舞台作品『ちはやふる』が上演された。この作品は2017年の初演時に「第72回文化庁芸術祭大賞」を受賞し、今回はそこに新たに歌を追加し、演出や構成、振付なども練り直して作品を熟成させた9年ぶりの再演だ。 今作では特別ゲストに、重要無形文化財「日本舞踊」の総合指定保持者として古典の継承・普及に努めるとともに海外文学などを題材とした意欲的な創作活動も行う日本舞踊家の藤間蘭黄を迎えた。 作品は前半をスペイン舞踊の音楽、後半をフラメンコ音楽による演出とした2部構成。 二十五絃箏の前奏から始まる序章。舞台上の紗幕にはプロジェクショ
3月19日読了時間: 4分


アルテイソレラ舞踊団《イン・ヒューマン(in human)》
原作 江戸川乱歩「ひとでなしの恋」より (lunes, 2 de febrero 2026) 2025年11月12日(水)・13日(木) せたがやイーグレットホール(世田谷区民会館) 写真/川島浩之 Fotos por Hiroyuki Kawashima 文/金子功子 Texto por Noriko Kaneko これまで数々の芸術分野とコラボレーションした創作舞台を上演してきたアルテイソレラ(ARTE Y SOLERA)舞踊団が、今回は「フラメンコ×歌舞伎」によるストーリー性の強い作品を上演した。 原作となったのは、推理作家として有名な江戸川乱歩による短編小説『人でなしの恋』。人形を愛する男とその人形への嫉妬に苦しむ女の狂気と悲劇を描いた話に、歌舞伎俳優で日本舞踊家の中村壱太郎が舞台化への興味と可能性を抱き脚本を手掛け、2013年の新作歌舞伎『GOEMON』から共演を重ねてきたアルテイソレラの佐藤浩希が演出・振付を担当。音楽監督を務める中島千絵とともに、フラメンコと歌舞伎による舞踊と音楽を融合させ、独創的な世界観を表現した作品を
2月2日読了時間: 4分


《エンリケ坂井 TOQUE, CANTE 77.7》
(sábado, 31 de enero 2026) 2025年10月10日(金) SHOWレストラン GARLOCHÍ (東京・新宿) 写真/川島浩之 Fotos por Hiroyuki Kawashima 文/金子功子 Texto por Noriko Kaneko フィン・デ・フィエスタではギタリスト全員で演奏 16歳から本格的にフラメンコギターを学び始め、やがてカンテの魅力にも目覚め60年以上にわたり純粋なフラメンコを愛し追求し、ライブ演奏やCD制作・編集にも精力的に取り組んでいるエンリケ坂井の喜寿を祝う記念リサイタルが開催された。実際には誕生日から7ヶ月過ぎていることから、公演名は『77.7』。ラッキーセブン揃いで縁起がいい。 プログラムは1部がギターソロを中心に、かねてより憧れ敬愛するスペインのギタリストから学んだ曲を揃え、2部ではそれぞれ縁のあるギタリストらの伴奏でカンテソロを披露。また特別ゲストには同じ時代に共に活躍した盟友の三澤勝弘と、踊り手でありパートナーの佐藤佑子が出演した。 1曲目のソレアは、集中して気合を込めて披露
1月31日読了時間: 4分


田村陽子とFlamenco 30周年記念公演vol.1《Ilusión》
(miércoles, 28 de enero 2026) 2025年11月24日(月祝) Showレストラン GARLOCHÍ(東京・新宿) 写真/佐藤尚久 Fotos por Naohisa Sato 文/金子功子 Texto por Noriko Kaneko アレグリアス 10代からフラメンコを踊り始め、その舞踊活動30周年を記念する公演が開催された。昼・夜の2公演で行われ、昼の部《Flamencas》では師弟関係にある若手ダンサー、脇川愛、JURINA、鬼頭幸穂の3人との共演で群舞作品などを披露。今回鑑賞した夜の部《Ilusión》では、2011年からの舞踊パートナーとして一緒に踊り続けているヘスス・オルテガを迎え、ソロやパレハによる様々な舞踊作品を揃えた。 1曲目はアレグリアス。ギターの前奏から、スペインの風や陽光のイメージが感じられる。赤のバタデコーラを身にまとい、その裾を高く掲げて颯爽とステージに立つ田村。そして客席に向かって深く一礼すると、割れんばかりの大きな拍手が沸き起こった。 曲種の名前の通り、喜びに満ち溢れる踊り。
1月28日読了時間: 3分


中里眞央フラメンコリサイタルvol.2 《Hacia Adelante Ⅱ》
-揺れる心の羅針盤- (miércoles, 7 de enero 2026) 2025年10月1日(水)・2日(木) ShowレストランGARLOCHÍ(東京・新宿) 写真/川島浩之 Fotos por Hiroyuki Kawashima 文/金子功子 Texto por Noriko Kaneko Siguiriyas 日本を代表するフラメンコ舞踊団のひとつ、アルテ イ ソレラに所属し数々の劇場公演に出演、また2024年からは同世代の女性ダンサーらと共に結成した「Célula」というユニットでも活躍する中里眞央が、第2弾となるソロリサイタルを2日間にわたり上演した。 《Hacia Adelante Ⅱ》と前回のタイトルを継承しつつ、今回のサブタイトルは「揺れる心の羅針盤」。ヒターノ(ジプシー)たちの辛く貧しい暮らしの中から生まれ育まれたフラメンコという芸術文化に魅せられながらも、現代の豊かで安全な日本に生まれ育った自身との違いに戸惑い、そんな心の揺らぎに素直に向き合った想いが作品に込められる。 舞台の始まりは、アンダルシアのウエルバ地方で古
1月7日読了時間: 3分


マヌエル・リニャン来日公演2025
BAILAOR/BAILAORA (domingo, 14 de diciembre 2025) 2025年12月9日(火)~18日(木) ShowレストランGARLOCHÍ(東京・新宿) 写真/近藤佳奈 Fotos por Kana Kondo 文/金子功子 Texto por Noriko Kaneko 2025年いっぱいで閉店が決まったガルロチ最後のスペイン人グループ公演となる、マヌエル・リニャンのグループによる公演が始まった。 今回はBAILAOR(男性ダンサー)としての踊りと、タブラオでは世界初となるBAILAORA(女性ダンサー)として舞う姿と、リニャンが持つ二つの魅力がそれぞれ楽しめるプログラムが用意される。 共演には昨年の来日公演と同じメンバーを揃え、伝統を大切にしながらも常に創造的な挑戦を続ける彼がどのような舞台をみせてくれるのか期待が高まる。 公演初日は女装によるプログラム。オープニングはカンテ二人によるマルティネーテ。フアン・デ・ラ・マリアの伸びやかな張りのある歌声と、ホセ・マヌエル・フェルナンデスの野性味ある魂の叫
2025年12月14日読了時間: 3分


《FLAMENCO DE LA RAÍZ ~フラメンコの根源~》
(martes, 2 de diciembre 2025) 2025年8月20日(水)・21日(木) 杉並公会堂 大ホール(東京) 写真/北澤壯太 Fotos por Sohta Kitazawa 文/金子功子 Texto por Noriko Kaneko 昨年「日本ファイナル公演」として来日し、大勢の観客に惜しまれつつも圧倒的な存在感でファンを魅了した「バイレ・フラメンコの女王」マヌエラ・カラスコが、再び日本の舞台に戻ってきてくれた。 しかも今回はカディスの名門出身のカンテの巨匠フアン・ビジャールとそのファミリーとの共演という、スペイン本国でもなかなか実現が難しいという夢の組み合わせだ。 音響に定評のあるホールを舞台に、2日間3公演。受け取ったリーフレットには「全プログラム未定」とある。どんな舞台が待っているのか、期待が高まる。 始まりはカンテ・デュオによるマルティネーテ。フアンとエンリケが互いに呼吸を感じ、歌い繋ぐ。それぞれに長い歳月を重ねて磨き上げてきた、唯一無二の歌声を響かせる。まさにフラメンコの根源に迫る二重唱だ。...
2025年12月2日読了時間: 4分
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