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スペインNews 11月号・2025
(jueves, 6 de noviembre 2025) 文・写真/志風恭子 Texto y fotos por Kyoko Shikaze 《INDEX》 ・ ハレオス・エストレメーニョス舞踊コンクール ・ スペイン国立バレエ団王立劇場公演『メデア』 ・ セビージャ ギター祭 【ハレオス・エストレメーニョス舞踊コンクール】 10月2日、バダホスのロペス・デ・アジャラ劇場にて、第2回ハレオス・エストレメーニョス・コンクール決勝が行われました。昨年始まったこのコンクールはクリスティーナ・オヨス舞踊団などで活躍した踊り手ヘスス・オルテガのセントロ・インテルナシオナル・デ・フラメンコ、フラメンコ国際センターが、自治体の後援を得て主催しています。 スペイン西部、ポルトガルと国境を接するエストレマドゥーラ地方はアンダルシア、ムルシアと共にフラメンコの世界無形文化遺産指定に尽力したのですが、この地のフラメンコはそれほど知られていません。そこでエストレマドゥーラのフラメンコをアピールし、この地発祥の曲種、ハレオス・エストレメーニョスに特化したコンクー
23 時間前読了時間: 7分


台湾公演《美麗谎言 MENTIRA FORMOSA -美しい嘘-》
主催者リポート (martes, 4 de noviembre 2025) スペインの伝統芸術であるフラメンコは、海を越えて世界各地でも親しまれています。 私たちの日本が属するアジアでも、様々な国や地域でフラメンコの公演を企画・招聘して普及に積極的に取り組んでいる人々がいます。 今回は、今年5月に台湾で行われた公演《美麗谎言 MENTIRA FORMOSA -美しい嘘-》を企画・主催した現在シンガポール在住の中根信由さんにお話を伺いました。 日本チームと台湾チームが力を合わせ奇跡的な化学反応が生まれた ©Takeshita Tomoya 【公演開催への動機】 2023年に台湾でスタジオを運営する友達に「タブラオを行わないか?」と言っていただいたことが最初のきっかけです。ただタブラオは頻繁にスペイン人が来てやっているので、日本と台湾ならではの何か共通のものがないか?と思っていた時に、『日本人にも台湾人にもなりすました詐欺師、サルマナザール』の存在を知りました。この魅力的な人物によってインスパイアされて、この作品のコンセプトができました。 【キャ
3 日前読了時間: 4分


《能楽師一噌流笛方 一噌幸弘×フラメンコギタリスト 沖仁》
(lunes, 3 de noviembre 2025) 2025年10月11日(土) 矢来能楽堂(東京・神楽坂) 写真/栗原隆一 Fotos por Ryuichi Kurihara 文/金子功子 Texto por Noriko Kaneko クラシックやジャズ、ポップス、和楽器など、様々なジャンルの音楽や楽器とフラメンコギターが共演するコンサートは、これまでにも多数行われてきた。 今回、フラメンコギタリストの沖が共演するのは、能楽師の一噌*流笛方として安土桃山時代からの伝統を受け継ぎ第一線で活躍する一噌幸弘だ。 (*いっそう、「噌」はくちへんに曾) 生まれた時から能楽の世界に身を置く一噌だが、高校生の時にパコ・デ・ルシアらのスーパーギタートリオの演奏に衝撃を受けてフラメンコに強い興味を持ち、沖に熱烈なラブコールを送り今回の共演が実現したという。 会場となった矢来能楽堂は国の『登録有形文化財(建造物)』にも指定される歴史ある建物で、場内は満員の観客で埋め尽くされていた。 プログラムは全8曲。最初は一噌と沖がそれぞれのソロを演奏し、続い
4 日前読了時間: 3分
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