スペインNews 10月号・2026
(martes, 6 de octubre 2026)
文・写真/志風恭子
Texto y fotos por Kyoko Shikaze
9月に40度近い最高気温、10月になってもタンクトップで歩いている感じ。なんかいつまでも暑いセビージャです。でも来週、二週目には雨が降ってようやく最高気温が30度以下になる模様。それでも空は秋の空になりつつあるかな。

《INDEX》
【マルコ・フローレスにプレミオ・ナショナル】
10月1日今年のプレミオ・ナショナル・デ・ダンサ、国家舞踊賞がマルコ・フローレスにおくられる事が発表されました。

2026年ヘレスのフェスティバルのオープニングパーティーでマヌエル・リニャンと
1981年カディス県アルコス・デ・ラ・フロンテーラ生まれ。フラメンコ一家に育ち最初はギターを弾いていましたが、16歳で舞踊に道を定め、アントニオ・カナーレスやハビエル・ラトーレのクラスを受講。18歳でプロとなり、2000年以降はサラ・バラスやラファエラ・カラスコの舞踊団、またマヌエル・リニャンやオルガ・ペリセらとのグループなどで活躍。2007年コルドバのコンクールで、マルティネーテ、ブレリア、アレグリアスと3部門で優勝し、1989年のハビエル・ラトーレ以来のアントニオ賞を受賞。2010年からは自分のカンパニーで次々と作品を発表しており、2012年『デ・フラメンカス』、2025年『ティエラ・ビルヘン』はヘレスのフェスティバル批評家賞を受賞しています。また2015年にはスペイン国立バレエ団にも男性だけのグアヒーラという作品を提供している実力派でもあります。
こちらは2020年のヘレスのフェスティバルでの『ラジュエラ』公演のビデオ。
【フラメンコ・オン・ファイア】
毎年8月末、北スペイン、パンプローナで開催されるフェスティバル、フラメンコ・オン・ファイア。毎年、1日に複数の公演が行われ、時間がほぼかぶらないので1日に幾つかの公演のハシゴも可能とあって、熱心なフラメンコファンが国内外から訪れます。今年も6日間で延べ5万6千人を集めたとのこと。有料の劇場公演、無料のバルコニーからなどの公演も含め39のイベントが行われ出演アーティストも145人にのぼったそう。
今年は1,500人以上というアウディトリオ・バルアルテで、ホセ・メルセ『カンタ・ア・マヌエル・アレハンドロ』(8月27日)、

マヌエル・リニャン『ムエルタ・デ・アモール』(28日)、

ジェライ・コルテス『ソロ』(29日)

と三つの公演が開催されたほか、
800席のガジャレ劇場ではラファエル・リケーニとティム・リーズ、ポルトガルの歌手アナ・モウラによる公演(26日)もあり、

また深夜にはホテル・トレス・レジェスで、ペドロ・エル・グラナイーノ(26日)や

アゲダ・サアベドラ’(27日)、

エル・ペレ(28日)らの公演が行われました。

また無料公演にもギターが主役の公演もたくさんあるのもこのフェスティバルの特徴の一つかもしれません。
今年もフアン・ディエゴ・マテオス(26日)、

フェリペ・マジャとヘロニモ・マジャ(27日)、

ホセリート・アセド(28日)、
アレハンドロ・ウルタード(29日)と、

さすが、サビーカスの生まれ故郷。また、バルコニーから歌う公演もこちらの名物ですね。
今年もエル・グラナイーノやホセ・メルセ、

エル・ペレをはじめ、ミゲル・アンヘル・エレディアも登場したそう。来年はぜひあなたも。
【筆者プロフィール】
志風恭子(Kyoko Shikaze)/1987年よりスペイン在住。セビージャ大学フラメンコ学博士課程前期修了。パセオ通信員、通訳コーディネーターとして活躍。パコ・デ・ルシアをはじめ、多くのフラメンコ公演に携わる。
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