ArtistaЯ ~表現者☆~ ep.29
- 5月16日
- 読了時間: 2分
ep.29
林 由美子 Yumiko Hayashi
(sábado, 16 de mayo 2026)
写真家・大森有起が、今を輝くフラメンコ・アーティストたちの真の姿を写す
ロケの作品撮りはイメージを膨らませ、模索することから始まります。
現場では臨機応変な判断が常に求められ、一進一退の環境下で最善の答えを導きます。
撮る側も撮られる側も大自然の中で格闘しながら”その一枚”を一緒に生み出しています。
由美ちゃんの撮影はお初でした。
彼女のニュアンスはロケに向いていると思いオファーしましたが、想定外の事態に。
野山を歩き、岩谷を降り、撮影地に辿り着いたときには僅か一時間しか時がなく...
刻々と陽が沈むなか逸る気持ちを抑え、最後に写した一枚がこの写真です。
予期せぬことは四季折々ありますが、それがロケの醍醐味。
閃めく限りこれからも撮り続けて行こうと思います。

「何故、踊るのか」
もう随分と長く踊っているから、今になって自分に問う、何故?
喜びや哀しみ、怒りや祈りのような複雑な想いを、手をまわし、腕をあげ、足を打ち鳴らし、回転し、身体をリズムにのせて情熱的に表現する踊り。
そんなふうに捉えて始めた習い事が、今では自分にとってのテーマになっています。
私にとってフラメンコを踊ることは、自分自身と向き合う行為であり、同時に自分から背を向ける行為でもあります。
違う自分を演じることで、たとえそれが嘘かもしれなくても、間違っていたとしても、そこには確かな正直さがあり不思議と心地よさを感じます。
踊っていると、曖昧さが削ぎ落とされ、自分とは異なる剥き出しの自分が現れます。
その感覚が潔く、そして心地いいのです。
長く続けてきたからこそ、その奥行きに引き込まれ、終わりのない探求へと入り込んでいきます。
理想と現実の距離に戸惑いながらも、時間と身体が許す限り続けていたい。
理由ではない、必然と矛盾。
“止められない何か”として、私は今もこうして踊り続けています。
=====


