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アーティスト名鑑 vol.33

  • 6 分前
  • 読了時間: 5分

(martes, 24 de febrero 2026)

 

スペイン在住30年以上、多数の一流フラメンコ・アーティストらとも親交のあるフラメンコ・ジャーナリスト志風恭子が、歌・踊り・ギターそれぞれの代表的アーティストらのプロフィールをピックアップ。過去の取材で撮影した写真や、チェックしておきたい動画などもご紹介します。

 

文・写真/志風恭子

Texto y fotos por Kyoko Shikaze

 

*名鑑登場アーティスト一覧はこちらから

 

 

Esperanza Fernández Vargas

Sevilla 11-7-1966

 

エスペランサ・フェルナンデス

1966年7月11日セビージャ生まれ

 

現在一番いいカンタオーラと評した人もいる実力派。歌い手クーロ・フェルナンデスの長女で、父譲りのトリアーナの歌、母ペパゆかりのレブリーハの歌を得意とする。両親、そして弟たち、ギタリストのパコ、踊り手のホセと共にファミリア・フェルナンデスとして各地のフェスティバルなどに出演。母の妹コンチャ・バルガスを加えて1985年に新宿“エル・フラメンコ”にも出演しているが、それ以前にマリオ・マジャ舞踊団『アマルゴ』にも出演するなど若い頃から活躍。1994年のビエナルでの作品『ア・オスクーラス』出演以降、歌い手としての安定感が増し、ソロだけでなく、オーケストラとの共演でファリャを歌い、ジャズミュージシャンたちとの共演など活躍の場を広げた。ソロアルバムも3枚リリースしている。また2006年頃から当時の夫と開講したアカデミアでクラスをはじめ、後にはヘーレン財団などでも指導にあたっている。


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2007 en La Unión

【動画】

1989年カナルスールの番組にファミリアで出演。ブレリアを歌う。最初、踊りを習っていただけに踊りも上手。



2007年発表のアルバム『レクエルドス』収録のブレリアのプロモーションビデオ。



ホセミ・カルモナ伴奏のタンゴのプロモーション。ヘアスタイルが黒人風だけどビデオにはトリアーナの風景や人たちも出演。



『恋は魔術師』をセビージャ交響楽団との共演で。



B2603名鑑_エスペランサ・フェルナンデス2
2012 Sevilla クラスで教える

C2603名鑑_エスペランサ・フェルナンデス3
2021 Sevilla新譜発表記者会見

D2603名鑑_エスペランサ・フェルナンデス4

1988 ディエゴ・カラスコのコーラスを務めたヘレス公演の楽屋にてエレナ・アンドゥーハルと


Javier Antonio García Expósito

"Javier Latorre"

Valencia, 12-6-1963

 

ハビエル・ラトーレ

本名ハビエル・アントニオ・ガルシア・エスポシト

1963年6月12日バレンシア生まれ

 

子供の頃から歌って踊り舞台に立ち1979年スペイン国立バレエ団入団、ソリスト、第一舞踊手に昇格。退団後はコルドバに居を移し1988年舞踊団を旗揚げ、89年コルドバのコンクールで史上初のアントニオ賞受賞。ビセンテ・アミーゴのグループなどで活躍し、94年ラ・ウニオンのコンクール優勝。その頃から振付家として本格的に活動を始め、98年スペイン国立バレエ団に『ポエタ』、アンダルシア舞踊団に『コサス・デ・パジョス』を振り付け、その後もムルシア舞踊団などに振付。2007年からは小島章司の作品も多く手がけている。舞踊家として残像が残るような優雅さが特徴的だった彼の振り付けは、群舞の一人一人までよく目が行き届いた、ドラマチックなものが多い。コルドバでも多くの若手を育て、ヘレスのフェスティバルではこれまでずっと講師を務めるなど教授歴も長く、世界中でクラスを行っている。


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2022 Jerez

【動画】

1990年のアレグリアス。歌はフアン・レイナとエンリケ・ソト。ギターはモライートとパコ・セラーノ(?)。


 

2019年、コルドバでの公演から。

 


スペイン国立バレエ団『ポエタ』当時監督のアイーダ・ゴメスと共にアントニオ・ナハロ前監督、ルベン・オルモ現監督などの顔も見える。



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2017 Málaga en Flamenco

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2017 Cursillo de Festival de Guitarra Córdoba

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2022 Festival de Jerez fin de curso de coreografía

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1992年頃 Sevilla

Pedro José Sierra Marín

"Pedro Sierra"

L'Hospitalet de Llobregat (Barcelona) 24-11-1966

 

ペドロ・シエラ

本名 ペドロ・ホセ・シエラ・マリン

1966年11月24日バルセロナ県オスピタレ・デ・ジョブレガ生まれ

 

8歳でギターを習い始め9歳で初舞台。ペーニャやタブラオで活躍し80年代半ばにマドリードに出て、カルメン・リナーレスやハビエル・バロン、アントニオ・カナーレスらの伴奏で活躍。クンブレ・フラメンカ舞踊団で世界中で公演。歌い手ラ・トバラと結婚、彼女の故郷セビージャに移り、マリオ・マジャ、マヌエラ・カラスコ、ファルーコ・ファミリー、イスラエル・ガルバンら第一線で活躍するアーティストを多く伴奏。伴奏録音多数の他、ソロアルバムも3枚。2007年からはクリスティーナ・ヘーレン財団フラメンコ芸術学校ギター科教授として後進の指導にも当たる。伴奏での活躍の印象が強いがソロも絶品。経験と知識で裏打ちされた演奏は美しいメロディ、スピード感、強靭なコンパスと全てを兼ね備えている。


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2019 Teatro Flamenco de Triana, Sevilla

【動画】

2024年ウエルバで開催された第4回ウエルバ・フラメンコ・ギター・コンベンションでの演奏。

 


1989年カナルスールのフラメンコ番組でのソロ



2008年フラメンコ番組でのブレリア



イスラエル・ガルバン、パストーラ・ガルバンを伴奏

 


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2017 Fundación Cristina Heeren

L2603名鑑_ペドロ・シエラ3
1988 Salón de Acto de Caja Madrid con Carmen Linares 

M2603名鑑_ペドロ・シエラ4
1992 セビージャ万博アンダルシア館ファルーコファミリーを伴奏

 

【筆者プロフィール】

志風恭子(Kyoko Shikaze)/1987年よりスペイン在住。セビージャ大学フラメンコ学博士課程前期修了。パセオ通信員、通訳コーディネーターとして活躍。パコ・デ・ルシアをはじめ、多くのフラメンコ公演に携わる。

 

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