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El son de Zoniquetazo 2

  • 7月13日
  • 読了時間: 4分

(lunes, 13 de julio 2026)

 

2025年12月6日(土)

ShowレストランGARLOCHÍ(東京・新宿)


写真/渡辺格

Fotos por Itaru Watanave

文/金子功子

Texto por Noriko Kaneko



2512_ソニケタッソ2_今枝友加
今枝友加

 

スペイン・ヘレスのクリスマスシーズンの風物詩でもある、「サンボンバ」という楽器を鳴らしながら老若男女がビジャンシーコやブレリアを歌ったり踊ったりするフィエスタの自由な空気を日本でも根づかせたいという思いで、踊り手で歌い手でもある今枝友加が10年以上にわたって仲間や生徒たちとともに温め続けてきた企画がこの度実現した。この企画の主役として招かれたのは、濃密なフラメンコのアイレを醸し出す4人のヘレサーノたちだ。

 

昼の部では今枝の生徒たちや仲間による「サンボンバの会」のメンバーらとの共演ステージが行われ、夜の部では日本とヘレスで各々活躍するプロのアーティストらによるライブとなった。

ステージ上のスクリーンには、12月の寒い冬の夜を思わせる暖炉の炎の映像。今枝がステージ下手側のフロアに立ち、その炎に向けて歌いかけるよう歌い始める。続いて上手側からはキナの歌声が響く。

スクリーンが上がり、ビジャンシーコの曲が始まるとステージの正面から二人のヘレサーノと井上が歩いてきて、全員が舞台に揃い有名なグローリアの歌を歌う。


2512_ソニケタッソ2_キナ・メンデス
キナ・メンデス

 

続いてそれぞれがカンテソロを披露。籠の中で眠る赤ん坊を抱きながら深い愛情を込めて歌う今枝のカンテから始まり、フアン・デ・ラ・マリアはしっとりとした曲を全身を使って表現豊かに歌い上げる。

キナは踊りやハレオを交えながら歌い、客席を煽って会場の雰囲気をあたため盛り上げていく。ソニケテたっぷりに歌う姿は魅力的で、本場の空気をそのまま再現するような純度の高い、上質のフラメンコだ。

そして今枝のソロではアフィシオン溢れる誠実なカンテを聴かせ、彼女が日々大切にフラメンコと向き合っていることが伝わってくる。

今回の主役ともいうべきフアン・デ・ラ・モレーナがハイテンポの曲を早口でリズム遊びをするように歌い始めると、会場の盛り上がりがまるで沸騰するかのように最高潮に。腰を小刻みに揺らしながらノリノリで歌う姿は何とも楽しく、評判通りの「お祭り男」だ。


2512_ソニケタッソ2_ファン・デ・ラ・モレーナ1
フアン・デ・ラ・モレーナ

休憩をはさんで後半のステージでは皆衣装を替えて、アップテンポでノリ良くパルマで楽しく盛り上げみんなで歌い合う。

今枝はソロのブレリアで見事なフェステーラぶりを披露。ヘレサーノ達と一体になり、歌い終わると観客はスタンディングオベーションでその感動を表した。

ヘレスの熱い空気をかき立てるメロディーを奏でるチャノのギター、フアン・デ・ラ・マリアのソニケテ溢れるブレリアの歌、そして絶えず空気を盛り上げ続けるモイセのカホン。

キナのブレリアは踊りが自然と体の一部になっていて、フアン・デ・ラ・モレーナはパルマを自在に繰り出し、言葉遊びをするようにリズムを遊んだり客席に歌いかけたりとまさにソニケテの塊だ。そしてその隅々にまで絡んでくるチャノのギターもまた、愉快なくらい見事だった。


2512_ソニケタッソ2_チャノ・カラスコ
チャノ・カラスコ

今枝は終演のあいさつで「ヘレスの彼らのすごいアルテを日本のみんなに見せたくて、また日本のみんなのアルテもとてもすごくて、そんな互いのアルテを見せ合いたいと思って」今回のライブを企画したという。仲間と共に育んできた種は着実に根を広げ、言わく「大波に乗せてフラメンコを運んでくれる4人」との夢の共演の舞台に、観客のみんなも大満足な一夜となった。


2512_ソニケタッソ2_ファン・デ・ラ・マリア
フアン・デ・ラ・マリア

【プログラム】*曲順不同

・Tin tin Catalina

・Diciembre

・Sirva su cuna

・Ya se van los quintos

・Calle de San Francisco

・La Noche Buena vente pá Jerez

・Gloria

・Rey de Jerusalén


【出演】

Juan de la Morena/フアン・デ・ラ・モレーナ

Kina Méndez/キナ・メンデス

Juan de la Maria/フアン・デ・ラ・マリア

Chano Carrasco/チャノ・カラスコ

今枝友加

井上 泉

ラファエル・モイセ・エレディア


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