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ArtistaЯ ~表現者☆~ ep.34

5 時間前
読了時間: 3分

ep.34

野上裕美  Hiromi Nogami

福嶋隆児  Ryuji Fukushima


(viernes, 16 de octubre 2026)

 

写真家・大森有起が、今を輝くフラメンコ・アーティストたちの真の姿を写す



関西を拠点に活動中の福嶋ご夫妻。

先に知り合ったのは裕美ちゃん、一方隆児くんは...

いつの間にか近しくなってました(笑


深く印象に残っているのは新人公演です。

バイレソロ、ギター部門、それぞれ奨励賞を獲得。

「夫婦一緒に受賞なん!?」

もう8年前になりますが、とても驚きました。

撮影者として嬉しく思いながら献盃したものです。


裕美ちゃんは今年2月 "Estudio Albariza"を京都に開講。

隆児くんも幾多繁忙なギタリストに。

7月に第一子誕生と、2026年の福嶋家はとにかく大忙し。


結婚して10年、二人が大事にしていることは何?と尋ねると、

「心を動かされるフラメンコに触れること」「日々の積み重ね」

予想外の深妙な返答に感心してしまいました。


これからの活躍と無事息災を願いつつ。

追い風吹く福嶋一家に、ご多幸あれ。


2610大森G34_fukushima_nogami
©Yuki Omori

「慈しみとフラメンコ」


この度、息子を授かりました。

初めての子育ては皆さまがおっしゃるようにとても大変で、慣れないことに右往左往しながら慈しみを持って接してます。


妻曰く「赤ちゃんの世話をしていて色々調べたり情報を得ますが、どれだけやっても結局寝なかったり、期待していた効果・反応が返ってこないこともあり....

結局、目の前の赤ちゃんと自分のことをよく見てやっていく必要があると感じてます。

フラメンコも良かれと思ってやったとしても思うようにかえってこないことはあるけれど、焦らず愛情を持って付き合っていきたい」


日々の育児で難しさを感じながらも"見返りのない愛情を持って付き合っていく"という部分にフラメンコを重ね合わせているようです。


僕にとってフラメンコは、決して自分より弱い存在ではなく、むしろ常に何かを与えてくれたり応えてくれたり挑むことができる存在として認識していました。

ですが、昨今アーティスト達の訃報やフラメンコの在り方の移り変わりに接すると、案外繊細な存在に感じられることが多々あります。

フラメンコの美しさや強さの中には、人と人が時代に揉まれながら次へ繋いでいくことの儚さが漂っているかのようです。

今のフラメンコの中にある変わらないだろうと思われる部分も、意外と流動的な価値観の一部なのかもしれません。


「慈しみ」を持って、我が子に向けるような深い愛情で。

この世界に関わるものとしての責任は親としての責任のようで、丁寧に気長に歩んで行きたいという心情に辿り着きました。


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