ArtistaЯ ~表現者☆~ ep.26
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ep.26
チャチャ手塚 ChaCha Tezuka
(lunes, 16 de febrero 2026)
写真家・大森有起が、今を輝くフラメンコ・アーティストたちの真の姿を写す
ルンベーラが好きです。
華やかに舞台に立つチャチャ手塚さんも好きです。
全身から放たれる気熱、情感込めた歌声、ダイナミックな躍動、その全てを制覇する圧倒的な世界。
一挙一動が人間味に溢れ、グイグイ惹き込まれる高揚感に陶酔し溺れます。
如何なる時も一点突破していく、思いを込めた佇まいが一も二もなくとにかくカッコいい。
でも、普段の手塚さんはもっと好きです。
表裏なく気飾らず、正面から話せる数少ない先輩。
時に酒を酌み交わす姉さんとして欠かせない存在です。
(人には色んな側面がありますが)豪傑豪快に見えて、実はとても控えめなところがまた魅力的です。

「大事にしていること」
私が一番大事にしていること、それは叱られた事かな?
両親、先生、先輩に友達、知らない人にも叱られ事もありました。
そのときはムッとしたり、逆に怒ったり。
何年も経ってから叱られた本当の意味が分かり、事あるごとに思い出しては心の軸になっています。
幼い頃、母に叱られた私は「お母さん!怒ると叱るは違う!」と生意気を言ってしまった事があります。
母は更に怒りを募らせ、私は冷ややかな目で対峙した事を悔いていますが。
自分を顧みず、嫌な自分の部分を忘れないでいられるようになってるかな?と、懐かしい思い出です。
又あるときは、ルンベーラのアンヘラ・ドラード先生のレッスン中「出来ない!」と何度も言う私。
普段穏やかな先生が「二度と出来ないと言うな!!」と、本気で怒って叱ってくれた言葉です。
そして、河上鈴子先生のお教室では「手塚っー!!」と怒鳴られない日は無いほどでした。
もう自分がほとほとイヤになり「先生は私が嫌いなんだ」と思い始めたりしてました。
そんなとき先生は「あんたはやれば出来ると思っているからなんだよ」と言われ、思わず「先生ー!」と涙を堪えて言った事もありました。
河上先生の教室を卒業するとき「手塚、自分を大事にしてね」とおっしゃって頂いた言葉には、沢山の意味が込められていると人生の節目で心に思い浮かべています。
73歳になった今はなかなか叱ってもらえず...と思ったら大間違いで、言い方は変わっても誰かが言ってくれる声を聞ける”耳”を持ち続けてます。
フラメンコ界はもとより、生きている限り叱られる人で・叱ることが出来る人になりたい、と。
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