(viernes, 7 de junio 2024)
日本国内47都道府県をすべて巡り、各地で着物姿でのセビジャーナスを撮影した動画「日本に恋した、フラメンコ」をYouTube上で2019年に公開したフラメンコダンサー永田健さんが、今度は日本を飛び出しアジアで撮影を展開! その撮影の様子を不定期連載でお届けします。
文・写真/永田健
Texto y foto por Ken Nagata
恋フラのアジアツアー。
香港、韓国に続いて3カ国目の撮影は台湾です。
初日は淡水。台北から北に1時間の港町です。
協力してくれたのはInin LeeとIn Fashion Flamenco教室の皆さん。
衣装は台湾の先住民仕様。
中国との関係からチャイナドレスは着るのに抵抗があるようで、今回の撮影のために用意してくれました!
まずは紅毛城(Fort San Domingo)へ。
1628年にスペイン人が建設、オランダ人が改再建し、その後イギリス政府に租借。そして日本とアメリカの手を経て台湾に返還された、台湾の歴史を象徴する建物です。
特別に撮影OKをいただき、何カットか撮影。
次に淡水礼拝堂へ。
こちらは1890年築、台湾北部で初めての礼拝堂です。
最後に夕陽が沈むタイミングで港へ出てもうワンショット。
気温30度を超える中、いっぱい踊って歩き回りましたが、おかげで素敵な映像がたくさん撮れました。
台湾の歴史も勉強になる1日でした!
そして翌日は、台湾の新幹線で2時間弱南へ下って高雄へ。
舞人幫というサークルのメンバー饒志民さんと、去年東京のクルシージョで知り会った縁で撮影。
こちらも台湾先住民衣装。先住民の人口は2%ですが、その中でも最多のアミ族の衣装を借りてきたとのこと!
皆も着るのは初めてで、テンション上がってますが気温も30度を超えて暑い…。
場所は蓮池潭(れんちたん)。
そびえ立つ龍虎塔を目当てに来たのに、修理中というニュースを前日に知る…。
でももっと素敵な場所がありました。
台湾最大規模の孔子廟。
さすがに中で撮影は難しいかなと思うが聞いてみると、民族衣装を着ていたためか担当のおじさんは大歓迎で、ほぼ貸切状態で撮影できました。
撮影が終わっても、もっと撮らないのかと聞いてくるほど笑。
陽が沈んできたので、龍虎塔の代わりに池の真ん中に立つ五里亭へ。
南国らしい派手な建物と衣装が夕陽でちょうど映えて、最後に素敵な絵が撮れました。
夜は台湾らしく円卓を囲んで、あらゆる台湾料理と台湾ビールをたっぷり頂きました!
ちなみにこの日が僕の50歳の誕生日でした。
撮影したのは去年の11月ですが、音楽制作に時間がかかりました。
アジアでも国ごとに文化が全然違うので、大変ですがセビジャーナスを各国版でアレンジすることにしました。
台湾バージョンは二胡で演奏してもらおうと台湾人を探しましたが、断られたりするなどなかなか見つからず。かといって台中関係を考えると中国人の起用も難しい…。最終的には日本人の方を紹介してもらい、素敵な音楽ができあがりました♪
東アジアは終了。2024年は東南アジアを周ります!
4月にバリ島で撮影済み。夏にシンガポール、フィリピンで撮影予定です。
※もし他の国で踊り手の知り合いがいたら、ぜひご紹介ください。
『台湾で踊るフラメンコ - Sevillanas in Taiwan』
詳細はインスタグラム・HP、永田健のSNSなどでも随時アップデートしていきます。
【アジアに恋した、フラメンコ】
[Instagram] https://www.instagram.com/flamencoasia/
【永田健 SNSアカウント】
[Facebook] https://www.facebook.com/ken.nagata.980
(*友達申請される場合はFlamenco fanを見たと一言メッセージください)
【プロフィール】
永田 健(Ken Nagata)
大手証券、米国MBA留学を辞めてスペインに渡る。2013年新人公演にて満票で奨励賞受賞。2019年に日本を一周して撮影した「日本に恋した、フラメンコ」をYouTube公開。現在は「本能寺の変」、「ヤマトタケル」など和とコラボした舞台を制作中。
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