【news】沖仁、「能楽×フラメンコ」コンサートに出演
- norique
- 19 時間前
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(martes, 26 de agosto 2025)

自身のソロ活動や様々なジャンルのミュージシャンとの共演などで活躍するフラメンコギタリスト、沖仁さんと能楽師一噌流笛方の一噌幸弘さんとの共演コンサートが、10月に東京・矢来能楽堂で開催されます。
今回の公演は、安土桃山時代からの伝統を受け継ぐ能楽師笛方として活躍する一噌さんからのオファーによるもの。「高校生の時にパコ・デ・ルシアらのスーパーギタートリオの演奏を実際に聴いて衝撃を受け、フラメンコに興味を持ちました。そして沖さんの存在を知り、いつか共演したいとずっと思っていたんです」
共演にはインドの打楽器タブラ奏者の吉見征樹さんとベーシスト福田亮さんを迎え、プログラムは互いのソロ演奏の他に、日本の古典やスペインの名曲、現代音楽など、地域や時代の枠を越えて選ばれた魅力的な楽曲をラインナップ。
これまで様々な音楽ジャンルとの共演を重ねてきた沖さんは、「昔はそれぞれの音楽に壁はないと思って活動してきたけど、長年いろんなジャンルとの共演を重ねるうちに、逆に壁は厚いと改めて感じるようになった。でもそれは、みな自分の音楽に真剣であるからこそ。だから互いの違いを認めて敬意を払うことで、より良い形で協演できるのではないかと感じています。それぞれ違うところから来ていることを前提にすれば、無限に遊べるし繋がれる。そういう瞬間をきっと楽しんでもらえると思います」と意気込みを語りました。
一噌さんが演奏するのはメインの能管をはじめ、散楽(さんがく)を再現するために自ら開発した田楽笛、西洋楽器のリコーダーや角笛など、様々な笛の音色で古典芸能の幽玄な世界観を表現します。
「本来芸術とは、何かと何かの融合で出来ているもの。世阿弥や観阿弥も当時のフュージョンだった。何かをコラボするとき、それぞれの良さが薄まってしまうことがありますが、そうではなく互いの魅力が濃くなるような、意味のある融合を目指したい。当日は即興パートもあります」
エレキベースの福田さんは、能楽とフラメンコギターをうまくつなぐ“接着剤”のような役割を果たしたいと言います。「どちらも伝統があり強い個性を持つ独特な文化なので、適度に距離をとって伝統に取り込まれないようにしたいですね」
国の『登録有形文化財(建造物)』にも指定される能楽堂を舞台に、個性あふれる4人のミュージシャンによる「異種格闘音楽」とも言うべきステージをお楽しみください。
【能楽師一噌流笛方 一噌幸弘×フラメンコギタリスト 沖仁】
[日時]2025年10月11日(土)
① 14:00開演(13:30開場)
② 17:00開演(16:30開場)
※同一プログラム、各回80分休憩無し
[場所]矢来能楽堂
(東京メトロ東西線「神楽坂駅」より徒歩2分)
[出演]
一噌幸弘(能管、篠笛、田楽笛ほか)
沖仁(フラメンコギター)
吉見征樹(タブラ)
福田亮(ベース)
[プログラム]
能楽古典:『三番叟』
アルベニス:アストゥリアス
アル・ディ・メオラ&パコ・デ・ルシア:地中海の舞踏/広い河
ロドリーゴ(沖仁編曲):アランフェス協奏曲第二楽章アダージョ
一噌幸弘編曲:『道成寺』より乱拍子、急ノ舞
ジスモンティ(マクラフリン&パコ・デ・ルシア編曲):フレヴォ
沖仁:ファンタスマⅤ
一噌幸弘:空乱12拍子
[チケット料金]*全席指定・税込
S席 6,500円 学生3,000円
※学生券はムジカキアラでのみ取扱い(対象:小学生~25歳以下)
※未就学児の入場はご遠慮ください
[チケット取扱い]
・イープラス
・チケットぴあ(Pコード:300-413)
・ムジカキアラ
[予約・問]ムジカキアラ
Tel. 03-6431-8186(平日10~18時)
Email info@musicachiara.com
[主催]一般社団法人 伝統文化交流協会
(撮影クレジット)
一噌幸弘 ⒸJunko Kaisato
沖仁 ⒸKohta Nunokawa
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