工藤朋子、第22回河上鈴子スペイン舞踊賞を受賞
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(jueves, 2 de julio 2026)
日本の代表的なフラメンコ舞踊団アルテイソレラの主要メンバーとして多数の公演に出演し、これまで数々のソロリサイタル公演を成功させるなど精力的に舞踊活動を展開する舞踊家、工藤朋子さんが第22回河上鈴子スペイン舞踊賞を受賞しました。
この賞は日本におけるスペイン舞踊の先駆者である故河上鈴子氏の功績を記念して昭和63年(1988年)に制定されたもので、日本国内で発表されたスペイン舞踊及びフラメンコ舞踊の分野で特に優れた業績をあげた個人または団体を対象として、国内最高峰のスペイン舞踊賞として2年に1度選出されます。

一般社団法人 現代舞踊協会
第22回(令和6年-令和7年)河上鈴子スペイン舞踊賞
工藤 朋子
《受賞のことば》
この度は、第22回河上鈴子スペイン舞踊賞という名誉ある賞を賜り、誠にありがとうございます。
「時と血と地と」「黒いダイヤ」は、私にとってとても大切な作品です。その作品を評価していただけたこと、そしてこれまでフラメンコダンサーとしてどうあるべきかを模索しながら歩んできた日々がこのような形でひとつの実を結んだことに、深く感動しております。これもひとえに、支えてくださった皆様、応援してくださった皆様のおかげです。心より感謝申し上げます。
フラメンコは私にとって唯一のものです。間違いなくそこに答えがありながらも、何を込め、何を表現するべきかを、今も探し続けています。そして、どんな時も「今」を素直に頑張る。それが、過去の私、そして未来の私が報われるために大切なことだと思っています。これからもフラメンコへの火種を持ちながら、様々な出会いに期待して精進して参ります。本当にありがとうございました。
◎受賞理由
工藤朋子は近年の創作活動を通じて、日本人である自らがアンダルシアの風土に育まれたフラメンコを踊る必然性という根源的な問いに向き合い、その表現を持続的に深化させてきた舞踊家である。とりわけ、令和四年度文化庁芸術祭新人賞を受賞した「時と血と地と(2023年)」においては、青森の風土に根差した工藤の身体性と、アンダルシアの大地に横たわる感覚とのあいだに通底する基層を見出し、津軽三味線の浅野祥、古楽器奏者の濱田芳通らとの協働を通じて、多様な来歴を帯びた響きをせめぎ合わせながら、独自の舞踊表現として結実させ、高い評価を得た。さらに2025年の「黒いダイヤ」では、スペインの古謡と真摯に対峙し、魂が共鳴し合う世界を舞台上に創出し、新たな表現領域の可能性を示している。これら一連の実践は、西洋芸術を受容し発展させてきた我が国において、新たな創造の方向性を示すものとして高く評価される。本受賞が、日本のフラメンコ舞踊界、特に次代を担う舞踊家たちの創作意欲を喚起し、その発展を促す契機となることが期待される。
◎略歴
青森県五所川原市出身。2006年日本フラメンコ協会新人公演奨励賞(ソロ)、2008年現代舞踊協会制定河上鈴子スペイン舞踊新人賞、2009年日本フラメンコ協会新人公演奨励賞(群舞)を受賞。2018年に文化庁新進芸術家海外研修を終えスペインから帰国。同年、新国立劇場『Ay曽根崎心中』主演のお初役(ダブルキャスト)を務める。2019年歴代最年少で青森県文化賞を受賞。2022年第七回東奥文化選奨を受賞。同年ソロリサイタルvol.3にて文化庁芸術祭新人賞(舞踊部門)を受賞。2023年にはスイスで開催されたOrigen Festival Culturalに出演。24年には青森県における最高表彰「青森県褒章」受章。2025年ソロリサイタルvol.4「黒いダイヤ」開催、今年3月には野村萬斎演出、主演「野村萬斎with OEK」(サントリーホールにて)に出演するなど各方面にて活躍中。
*受賞のことば、受賞理由、略歴は、一般社団法人 現代舞踊協会 公式サイト( https://www.gendaibuyou.or.jp/ )より転載。
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