(jueves, 14 de diciembre 2023)
4年ぶりの有観客開催となった第12回CAFフラメンコ・コンクールの本選が11月30日に東京北千住Theater1010で行われ、各入賞者が決定しました。
受賞者および関係者のコメントと、優勝した鬼頭幸穂さんのインタビューをお伝えします。
写真/大森有起
Fotos por Yuki Omori
編集/金子功子
Edición por Noriko Kaneko
主催/公益財団法人スペイン舞踊振興MARUWA財団
<審査結果>
優勝:鬼頭幸穂/ソレア
準優勝:久保田晴菜/ソレア
海外留学賞:和泉冴英香/シギリージャ
<受賞者・関係者コメント>
優勝:鬼頭幸穂
「この度はCAFフラメンコ・コンクールにて優勝させて頂き、様々な方面で支えてくださった多くの方々、財団の皆様、審査員の先生方に改めて感謝申し上げます。バタ・デ・コーラとマントンで踊るということは、長年の夢であり、その夢があの様な贅沢な舞台で叶えさせて頂けたこと、またスペインで学ばせて頂けること、大変嬉しく思います。芸術にゴールはありません。いつまでも純粋にフラメンコを愛する気持ちを大切に精進して参ります。」
準優勝:久保田晴菜
「CAFフラメンコ・コンクール、たくさんの方の応援のおかげで準優勝させていただくことができました。ありがとうございます!前回の準優勝から約2年。「私がフラメンコでできることは何か?」自分の踊りと向き合う時間が減ってしまった焦りの中で、自問自答を繰り返しながら臨んだ今回のコンクールでしたが、バックの3人に支えられ踊り切ることができました。スペイン留学、スタジオ利用権など、いただいたチャンスを生かし、地道にコツコツと精進を重ねてまいります。」
海外留学賞:和泉冴英香
「この度は、海外留学賞をいただき、大変ありがたく光栄に思います。MARUWA財団、審査員の皆さまをはじめとして関わって下さった全ての方々に感謝します。今回取り組む上で、踊りの基礎を見直すきっかけができて、また、自分のやりたいことを再確認することもできました。後ろから常に支えてくれて、寄り添ってくれた伴奏のお三方に心から感謝します!まだまだ課題だらけですが、今回いただいた機会に感謝してフラメンコをより深く味わえるように学んでいきたいと思います。」
審査員
フラメンコ研究家 志風恭子
「みんなレベルが高く、審査が難しかったです。今日の結果は、この場のこの一瞬での評価に過ぎないので、絶対評価ではありません。受賞を逃しても後に素晴らしい踊り手になった人はたくさんいます。コンクールというものは、踊りの技術や表現はもちろんだが、選曲や衣装なども含めて全てが評価の対象になる。伴奏者は直接には審査の対象では無いが、サポートメンバーが良いと踊りも良くなることがあります。これから挑戦する人は、そういったあらゆる全てのことを考えてほしいと思います。皆さんのこれからの成長を応援しています。」
公益財団法人スペイン舞踊振興MARUWA財団
理事長 神戸昌子
「本日は平日にも関わらず、このコンクールにお越しくださいまして、ありがとうございました。審査員の皆さま、この舞台を作り上げてくださる多くの皆さまのお陰で、こうしてコンクールを開催することができます。心より御礼申し上げます。今回このコンクールに出場された方々は今後の日本のフラメンコ界を担っていく方です。本日ご来場くださいました皆さまには、彼らの今後の長いフラメンコ人生を温かく見守っていただきたいと存じます。今日という日は彼らの輝かしい未来へのプロセスに過ぎません。私たちMARUWA財団もフラメンコを志す皆さんをサポートできる存在でありたいと願っています」
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