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  • 第12回CAFフラメンコ・コンクール優勝:鬼頭幸穂インタビュー

    (jueves, 14 de diciembre 2023) 聞き手/金子功子 Entrevista por Noriko Kaneko ――この度は優勝おめでとうございます。率直な今のお気持ちはいかがですか。 鬼頭幸穂:率直に言うと…本当に信じられないです。実は私、はっきりとは覚えてないですが16か17歳の時に初めてこのコンクールを受けていて、その時はビデオ予選で落ちました。だから今回はまだ2回目なんです。やっぱり回数を重ねて徐々に順位を上げていくんだろうと思っていたから、本選に残れただけでも十分幸せでありがたくて。その舞台で踊れるだけでうれしかったので、まさか優勝なんて賞をいただけるなんて微塵も思ってなかったから、正直信じられない気持ちです。 ――今日の本選は3番手で踊りましたが、終わった直後や演技中の手応えはどうでしたか。 鬼頭:踊っている途中から、賞とかはまったく頭の中から消えていました。初めのうちは緊張してたんですけど、たぶん1歌が終わったあたりから、こんな広い場所で踊れることに感動し始めて。今までは練習のたびに、マントンが壁や天井に当たるとかすごい気にしながら踊っていたんです。それが「こんなに広い舞台でマントンも思い切り振り回せて、自由に踊らせてもらえる」って思ったらだんだんうれしくなってきて。ミュージシャンの人たちもすごく盛り上げてくれて、ハレオが聞こえてくるたびに違うパワーが湧いてきました。これはもう、終わった後は倒れてもいいから、今自分が出せるフラメンコを全部出そうと思って。そしてそれができたので、月並みな言い方ですけど本当にやり切った感じでした。 ――本選ではバタ・デ・コーラとマントンでのソレア、二次予選はシギリージャでした。選曲のポイントは? 鬼頭:二次予選は、昨年(2022年)の全日本フラメンココンクールで5分のシギリージャを予選で踊っていたので、それをベースに改良して踊りました。今回の本選でソレアを選んだのは、実は昨年の新人公演のとき、本当はソレアで奨励賞を取りたかったんです。でも初出場だし取れると思ってなかったから、自分の良さが出るソレアポルブレリアで挑戦しました。その結果ありがたいことに奨励賞をいただけましたが、その時にソレアを踊れなかったので、今回エントリーするって決めた時にやっぱりソレアをやりたいなと思って選びました。でもちゃんとしたバタマントンで踊ったのは、今回が初めてなんです。今年スペインに短期留学に行ったときに今回の衣装のバタを買って、最初はバタだけのつもりでしたが、前回優勝した友人の(伊藤)笑苗から「どうせやるならバタマントンやりなよ。いつかやりたいって思ってるんだったら、今やったらいいじゃん!」と背中を押してもらって。でもマントンは持っていってなかったから現地で急遽買うことになり、気づいたらバタマントンでソレアを踊ることになってました。 ――今回の出場に向けて心掛けていたことはありますか? 練習の取り組み方や、日常的なケアについてもあればお聞きしたいです。 鬼頭:精神的な面で言えば、常に穏やかに過ごせるように意識していました。実はイライラしやすいタイプなので、練習を終えたら気持ちを切り替えて、練習のストレスを引きずらないようにしていました。そのおかげで本番はそんなには緊張せずに済みました。 練習に関して言えば、とにかく基礎をしっかりやろう、と思っていました。今回初めてバタマントンの踊りにまともに向き合うのだから、それなら「この子は基礎をしっかりやってきた子なんだ」というのを見てもらえればそれでいい、難しいことや奇をてらったことではなく、今自分ができる限りの精度を上げるということを重要視してやってました。 ――これから参加する人や、またはエントリーを迷っている人に向けて、何か伝えたいことやエールのようなものはありますか。 鬼頭:まだ自分はこういうのを受ける段階ではない、とためらう気持ちは痛いほどよく分かります。私もこれまで挑戦してこなかったのは、そういう理由もありました。でもやらなかったら前に進めないし、かといって良い結果が出なかったら傷つくのは怖いし嫌な気持ちにもなりたくないし、フラメンコを純粋に好きでいたいという気持ちを守りたくて、私もこれまで挑戦してきませんでした。でも今回出てみて、コンクールに出るとそれ以上のものが得られるなと思いました。自分の技術向上もそうだし、フラメンコの知識も増えるし、本選に残ればいろんな人に見てもらえて名前も知ってもらえて、結果だけがすべてじゃないってよく言われるけど、本当にその通りだと思いました。 もちろん無理に受ける必要はないと思うんですけど、例えばだれかが背中を押してくれたときに「やってみようかな」と思えるタイミングを待ってもいいし、自ら踏ん張ってやってみるのもいいと思います。やって無駄なことは一つもないので、自分の気持ちが決まったらそこに全てを賭けてもいいと思うし、挑戦すること自体に意味があるんだなと思います。 ――今回副賞として賞金と航空券が授与されました。今後どのように生かしていこうと思いますか。 鬼頭:いつとかは決めてないですが、スペインにはまた絶対に行きたいと思っています。具体的に何をどう学びたいとかはこれからゆっくり考えていきたいですが、やっぱりバタマントンのレベルも上げたいし、今年のスペイン留学ではパルマのクラスも受けてきたのでもっと勉強したいです。フィンデフィエスタやカンテのクラスなどもあるので、今度行くときはたくさん吸収して、フラメンコのドロドロのオタクになって帰ってきたいなって思ってます(笑) ――今後の計画が楽しみですね。これからのご活躍も応援しています。 鬼頭:はい、がんばります! 【プロフィール】 鬼頭幸穂(Yukiho Kitou)/1998年生まれ名古屋市出身。幼少よりフィギュアスケートを始め、6歳よりフラメンコを加藤おりはに学ぶ。19歳でセビージャに1年留学。ダビット・ペレス、ハビエル・エレディア等に学ぶ。2022年第3回全日本フラメンココンクールファイナリスト。同年第31回新人公演にて奨励賞、ANIF会員賞を現地、配信共にトリプル受賞。 *コンクールの結果発表はこちらへ。 >>>>>

  • カニサレス特別公演 ~フラメンコギターの夜~

    (lunes, 11 de diciembre 2023) 2023年7月18日(火) 船橋市民文化ホール(千葉) 文/金子功子 Texto por Noriko Kaneko 写真/川島浩之 Fotos por Hiroyuki Kawashima 世界最高峰のオーケストラと名高いベルリンフィルとの共演や、数々の協奏曲の作曲を手掛けるなど、演奏家としても作曲家としても高い評価を得る世界屈指のフラメンコギタリスト、ファン・マヌエル・カニサレスの約5年ぶりとなる来日公演ツアーが開催された。 埼玉・所沢を皮切りに神戸、大阪、愛知東海、東京、船橋、横浜と日本各地を巡り、またツアーに先駆け名古屋フィルハーモニー交響楽団の演奏会にも出演し、自身が作曲した「地中海協奏曲」の日本初演も果たした。 そして千葉・船橋公演では、今回のツアー唯一となるフラメンコダンサーとの共演がプログラムに盛り込まれ、舞踊家・振付家として活躍中の佐藤浩希らが出演した。 ステージは2部構成で、第1部は自身の作曲によるギターとオーケストラの協奏曲3作品からギターデュオによる演奏にアレンジした楽曲で構成され、第2部はスペインの有名な作曲家によるフラメンコの要素が凝縮される楽曲や、カニサレス自身が作曲したフラメンコの曲を揃えた。 第1部はカニサレスのギターソロで幕を開けた。恩師であり友人でもあった、巨匠パコ・デ・ルシアを失った深い悲しみと彼への敬愛が込められた大切な曲。繊細でいて細やかな音色が響き渡り、1つ1つの音が切なさや懐かしさとともに輝くように聴こえてくる。 2曲目からはセカンドギタリストのファン・カルロス・ゴメスが加わり、ギターデュオによる演奏に。「カディス」はブレリア風の曲で、フラメンコらしいグルーヴ感が溢れる。鮮やかな速弾きも繰り出し、互いにアイコンタクトを取りながら息の合ったコンビネーションを見せる。 「コルドバ」は、カニサレスがコルドバ・ギターフェスティバル40周年の記念に依頼されて作曲した「モサラベ協奏曲」のギターアレンジ曲。ミドルテンポで厚みのある深いサウンドからは、雄大な光景のイメージが広がる。終盤はテンポを上げ転調で曲も盛り上がり、流れるような指さばきに思わず見入ってしまう。 4曲目となる「バレンシア」は、2018年に作曲した「地中海協奏曲」をギターのためにアレンジした「地中海組曲」からの一曲。明るく陽気なフレーズからは陽光のまぶしさを感じ、港の活気が目に浮かんでくる。 ここで、カニサレス本人がマイクを持ち、観客への挨拶と共演の佐藤について紹介する。 佐藤は黒のコルドベス帽をかぶって登場。軽快なステップを奏でながら、伸びやかに曲を楽しむように踊る。帽子使いも巧みで、舞台にセットされたコンパネ板いっぱいに自由に踊る。曲の雰囲気に溶け込みながら時折きらりと光る存在感を見せ、ギターと踊りの絶妙なハーモニーを演出した。 第2部の始まりは、ロドリーゴの「アランフェス協奏曲」より「アランフェス・マ・パンセ」をギターソロで披露。紫からオレンジへと上下にグラデーションされた照明が、ノスタルジックな情景を演出する。オリジナルアレンジを加えたスローテンポの曲に、静かだが芯の通った音色を響かせる。 2曲目はファリャの「粉屋の踊り」をギターデュオで。ミドルテンポの、ちょっと不穏な気配を感じさせるフレーズ。あまり聴きなじみのない曲で、スペインの独特な音色が印象的だった。 3曲目からは、カニサレスのオリジナル曲を披露。「悠久」はミドルテンポの曲。甘く美しいメロディーからは切なさや愛しさが伝わってくる。速弾きも美しく、抒情的でまるで歌っているかのよう。 ここで照明が暗くなり、星空を演出するようなライトが灯る。ミドルアップテンポのルンバ「魂のストリング」は、ムーディーで熱いハートを感じさせるメロディー。ルンバのリズミカルなノリが心地よい。 次はがらっと違った趣のルンバ「彗星の雨」。底から湧くようなキレの良いグルーヴ感。スーパー速弾きも圧巻で、熱くフラメンコギターの魅力が凝縮されたような演奏だった。 そして最後の曲「深淵」では、再び佐藤とパルメーロとして矢野と三四郎が登場。ブレリアの曲に乗せてそれぞれがひと振りずつ踊り、最後に佐藤がもうひと振り披露して、フラメンコ舞踊の楽しさや魅力も観客に伝わるような充実のステージだった。 作曲家として演奏家として類まれな才能に溢れるカニサレス。様々な音楽シーンでの活躍もさることながら、やはりフラメンコギタリストとして素晴らしい演奏家だと改めて実感した。心の琴線を震わせるような細やかで美しい音色を奏でる一方で、フラメンコ特有の切れ味や深みのある演奏も見事だった。 今回のツアー後も間を置かずして世界各地を飛び回り多忙な演奏活動が続いているが、再び日本でその音色を聴かせてくれる日を、今から楽しみに待っている。 【出演】 カニサレス(ギター) ファン・カルロス・ゴメス(セカンド・ギター) 佐藤浩希(スペシャルゲスト、フラメンコ舞踊) 矢野吉峰(パルメーロ/手拍子) 三四郎(パルメーロ/手拍子) 【プログラム】 [第1部] 1.      アルヘシラス(「アル・アンダルス組曲」より) 2.      カディス(「アル・アンダルス組曲」より) 3.      コルドバ(特別アレンジ、「組曲・モサラベ」より) 4.      バレンシア(「地中海組曲」より) 5.      バルセロナ(「地中海組曲」より) [第2部] 1.      アランフェス・マ・パンセ(「アランフェス協奏曲」より) 2.      粉屋の踊り(「三角帽子」より) 3.      悠久 4.      魂のストリング 5.      彗星の雨 6.      深淵 >>>>>

  • カンテフラメンコ奥の細道 on WEB no.31

    (lunes, 11 de diciembre 2023) 文/エンリケ坂井 Texto por Enrique Sakai ミラブラーの最終回 ミラブラーの3回目。ミラブラー(ス)は基本的には3つのメロディーの集合体だから、今回は3つ目、最後のパートを取り上げよう。 この部分は、グラン・クロニカ・デル・カンテ vol.33の特集に登場したバルデラーマ、ピント、センテーノ、チャコンの誰ひとり録音しなかった。その理由は恐らくSPレコードの録音時間にあって、3分という時間の中でギターのイントロから歌①、そして間奏があって歌②まで進むともう歌③を歌う十分な時間が残っていない、というのがその理由だろう。 さてミラブラーの名手で思い浮かぶのがラファエル・ロメーロ「エル・ガジーナ」(CDジャケット写真)だ。1988年に来日して日本での初めての本格的カンテ・リサイタルを催し、その中でミラブラーも毎回歌ってくれた。ガジーナは自由な雰囲気、自然さ、粋さ、そして今の人たちには出せない古い色や昔の空気を我々に感じさせてくれる実に稀有(けう)な存在だった。例えば彼がカーニャでラメントを母音でイ~イ~イ~と歌うとその声から私が感じたのは昭和や大正、明治ではなく遥か昔、千年も二千年も前の、あるいは古代の祖先の声だった。 横道に逸れたが、そういうわけで歌③、野菜と果物売りのプレゴンはエル・ガジーナの録音から採用しました。 (Letra) Venga usted a mi puesto, hermosa, y no se vaya usted, salero ¡Castañas de Garalosa! ¡Yo vendo camuesa y pero! ¡Ay, Marina! Yo traigo naranjas y son de la China, Batatitas morondas, suspiritos de canela, de Ronda y castaña, cómo . (訳) 寄っといで、そこの別嬪(べっぴん)さん、 行かないでよ粋な姉さん、 ガラローサの栗だよ! 山りんごに梨りんご! ああ、マリーナさん、 オレンジだって持ってきてる、 それもラ・チナ産だよ。 剝(む)いたサツマイモに ニッケ入りの玉子菓子、 ロンダ産の桃もあるし ほっかほかに焼いた栗もね。 *<malacatones> → melocotónes(桃の複数形)の訛り * → vahean → vahear(湯気を立てる)の3・複 (Coletillo) Te quiero yo como a la mare que me parió. (訳) あんたが好きだ 生んでくれた母さんくらいに。 見て解るように、これはミラブラーに特有の形の詞であり互換性がない。それは独自の型や雰囲気を持っているという美点になるが、一方で発展しにくい面もある。しかしこの型を守りながらも最近では新たな歌詞も生み出されており、ミラブラーは様々な可能性を秘めていると言えよう。 【筆者プロフィール】 エンリケ坂井(ギタリスト/カンタオール) 1948年生まれ。1972年スペインに渡り多くの著名カンタオールと共演。帰国後カンテとパルマの会を主宰。チョコラーテらを招聘。著書『フラメンコを歌おう!』、CD『フラメンコの深い炎』、『グラン・クロニカ・デル・カンテ』vol.1~33(以下続刊)。 ※CD『グラン・クロニカ・デル・カンテ』シリーズを購入ご希望の場合は、アクースティカ(https://acustica-shop.jp/)へお問い合わせください。(編集部) >>>>>

  • 沖仁 フラメンコギター独奏 SOLITO+[PLUS]

    (viernes, 8 de diciembre 2023) 素晴らしい音響の会場を舞台に、極上の演奏を楽しんでいただきたいと開催されているフラメンコギタリスト沖仁さんのコンサートシリーズ『SOLITO+[PLUS]』が、来年3月に東京オペラシティで開催されます。 今回はゲストとして、日本を代表するクラシックギタリストの鈴木大介さんを迎え、フラメンコ、クラシックギターのソロ演奏に加え、円熟の域に達したスペシャルなギター二重奏も披露します。 いつものライブや劇場とは一味違った会場で、フラメンコギターの美しい音色を堪能してみてはいかがでしょうか。 沖仁 フラメンコギター独奏 SOLITO+[PLUS] 【日時】 2024年 3月9日(土)13:00開場 / 13:30開演 (15:30終演予定、休憩あり) 【会場】 東京オペラシティ リサイタルホール (東京メトロ初台駅) 【出演】 沖仁(フラメンコギター) ゲスト:鈴木大介(クラシックギター) 【料金】 全席指定 5,500円(税込) 当日 6,000円(税込) ※未就学児入場不可 【チケット取扱い】 いがぐみ(電話:03-6909-4101) [公式サイト] https://jinoki.info/ [主催・企画制作]ジンズ・アクション [問]いがぐみ 03-6909-4101 >>>>>

  • スペイン発☆フラメンコ・ホットライン

    (miércoles, 6 de diciembre 2023) 文/志風恭子 Texto por Kyoko Shikaze 久しぶりの日本は11月初めまで半袖で外出できるなど、気候の変化に戸惑いながら、日本のフラメンコを楽しませてもらっています。 ところで 11月16日はフラメンコの日。ご存知でしたか? 2010 年、ケニアのナイロビで開催されたユネスコの会議において、フラメンコが無形文化遺産に制定されたことから、認定に尽力したアンダルシア州がフラメンコの日と制定したのです。現在では国際フラメンコデーとも言われ、スペイン国内では無料公演や学校行事など多彩なイベントが開催されていますが、日本ではまだ馴染みがないようですね。来年は誰か何かイベントやらないかなあ。 【フラメンコの日 en セビージャ】 セビージャでは市の主催による3つの野外無料公演が行われました。まずは13時、トリアーナ橋のセビージャ側のたもと、ムエジェ・デ・ラ・サルという昔、塩が積まれていたというところでエスペランサ・フェルナンデスとファミリーによる公演。トリアーナのベティス通りの家々をバックに、エスペランサのほか、息子の歌、叔母コンチャ・バルガスの踊りにミゲル・アンヘル・コルテスのギターらが共演。フラメンコ好きはもちろん、観光客らも多く足を止めて見入っていたようだ。 17時からは市役所の横、街の中心サン・フランシスコ広場で、踊り手エル・トロンボ、ロレ・デ・ロス・レジェス、アントニオ・アマジャらが、エル・ガジやぺぺ・デ・プーラの歌、ラモン・アマドールのギターで。こちらもより多くの観客を集めたようですね。 最後に行われたのはホセ・デ・ラ・トマサ、ナノ・デ・ヘレス、エル・チョサスという3人の歌い手たちのカンテ公演が、かつて歴史的なアーティストたちの活躍の場でもあったというアラメーダ・デ・エルクレスで。こちらもまた多くの聴衆を集めたようです。 【ラテン・グラミー賞】 同じ日、同じセビージャの国際会議場で行われたのが第24回ラテン・グラミー賞の授賞式。ラテン・グラミー賞はアメリカでのラテン・ミュージックの台頭を受け、グラミー賞主催者が設けたもので2000年に始まりました。授賞式がアメリカ以外の国で開催されるのはこれが初めてとのこと。 当初よりフラメンコ部門が設けられており、これまでの受賞者にはパコ・デ・ルシアやトマティート、意外なところではチョコラーテの名前もあります。ただ、あくまでもアメリカ/世界から見たフラメンコなので、フラメンコ風味のポップスなどもノミネートされ、今年の受賞も、昨今スペインで人気のカンタオール、イスラエル・フェルナンデスを押さえ、フラメンコ・ポップ的なニーニャ・パストーリでした。 [動画] https://youtu.be/63r4OR_FWGI?si=DlCJJv48VdfmsL6t ただ、ガラではロサリアのバックで多数のフラメンコギタリストらが出演したのをはじめ、授賞式にさきがけてスペイン広場で行われたフラメンコ公演ではトマティートやマカニータ、イスラエル・フェルナンデスらが出演するなど、音楽業界にフラメンコをアピールしたことも記しておきましょう。 【新監督誕生】 バレエ・フラメンコ・デ・アンダルシア、アンダルシア舞踊団芸術監督に、パトリシア・ゲレーロが就任することが発表されました。マリオ・マジャを芸術監督に、コンパニア・アンダルーサ・デ・ダンサという名前で誕生したこの舞踊団、これまでにマリア・パヘス、ホセ・アントニオ、クリスティーナ・オヨス、ルベン・オルモ、ラファエラ・カラスコ、ラファエル・エステベス、ウルスラ・ロペスが監督を務めてきました。マリオ以来のグラナダ出身の芸術監督。すでに自分のカンパニーの群舞も振り付けていますが、ここ数年、国立バレエにゲスト主演するなどして、最新作には男女の群舞を加えるなど、大掛かりな作品にも取り組んでいるパトリシア。どんなメンバーを集め、どんな作品を作っていくのか、とても楽しみです。 ©Kyoko Shikaze /2022年ビエナルの記者会見で。左からロシオ・モリーナ、ラファエラ・カラスコ、パトリシア、トレメンディータ、アナ・モラーレス またマドリード州立スペイン舞踊団が創立され、ヘスス・カルモナが初代監督に任命されました。1985年バルセロナ生まれで元スペイン国立バレエ団の彼、身体能力の高さ、超絶テクニックで作り上げてきた舞台作品も素晴らしく、こちらも今後の展開にも期待しています。 【追悼アンヘリータ・バルガス】 11月11日朝、セビージャの踊り手アンヘリータ・バルガスがセビージャ郊外ボルムホスにある病院で脳梗塞のため亡くなりました。 1946年セビージャはトリアーナの生まれ。子供の頃からフラメンコを歌い踊り、セビージャの老舗タブラオ、ロス・ガジョスでも最初は歌って踊るフェステーラ “アンヘリータ・ラ・ヒタニージャ”として活躍していました。当時録音されたロス・ガジョスのレコードでもそのジャケットの真ん中で歌い踊る様子を見ることができます。バックのクアドロにマヌエラ・カラスコやローレ・モントージャらの顔も見えます。 ある意味、タブラオの黄金期だったのかもしれませんね。その後はフラメンコ舞踊家として、ビエナルやヘレスのフェスティバルなど数多くのフェスティバルなどで活躍。1992年のセビージャ万博ではアンダルシア館のタブラオに、長らくセビージャのタブラオ、パティオ・セビジャーノに出演していた踊り手、イシドロや姪マヌエラらと一ヶ月出演しました。 また何度か日本にも訪れ、クラスや公演を行いました。昔ながらの、古き良きフラメンコを感じさせる、奥深い表現で多くのフラメンコ・ファンの心をとらえました。2011年脳梗塞で倒れ、半身不随となり舞台からの引退を余儀なくされましたが、日本のファンの募金などの助けを得てリハビリを続け、近年は座ったままではあるものの、クラスを行うなどしていたのですが、再び脳梗塞が原因で亡くなったとのことです。遺骸は彼女が長く暮らしたセビージャ郊外、サン・フアン・デ・アスナルファラチェの劇場に安置され、多くの人がお別れに訪れたそうです。 アンヘリータの十八番、ソレアのビデオで彼女を偲びたいと思います。 2008年、カナルスールでのもので、歌はボケロンとフアン・ホセ・アマドール、ギターはラモン・アマドールとエウヘニオ・イグレシアス。パルマにボボーテと最強のバックと共にみせてくれました。 [動画] https://youtu.be/RVy3O8-hffk?si=NgaGeWGcXsrbNYc6 【筆者プロフィール】 志風恭子(Kyoko Shikaze)/1987年よりスペイン在住。セビージャ大学フラメンコ学博士課程前期修了。パセオ通信員、通訳コーディネーターとして活躍。パコ・デ・ルシアをはじめ、多くのフラメンコ公演に携わる。 >>>>>

  • RÍO DE LA FRONTERA 小林亮1stアルバム発売記念ライブ

    (martes, 5 de diciembre 2023) 2023年11月4日(土) ショーレストラン ガルロチ(東京・新宿) 文/若林作絵 Texto por Sakue Wakabayashi 写真/近藤佳奈 Fotos por Kana Kondo 同名タイトルの小林亮のアルバム発売記念コンサート。福岡、大阪と回って、東京ガルロチでの2日間公演の最終日。会場は満員。コアなアフィシオナードたちがずらり勢揃いで、彼らの期待感が伝わってきます。 1曲目、アルバムにも収録されている「”LA PRIMAVERA BRILLANTE“ 春ひかる」は陽光のような柔らかいメロディーライン。ふくよかな3拍子は少し不均等で、明確なベース音のおかげでゆったりとした2拍子にも聞こえて、のっけからフラメンコのコンパスの世界にいざないます。 このアルバムは、ヘスス・メンデスのツアー伴奏をしているときにヘススに勧められて実現したとのこと。「ヘレスの歌い手にツアー伴奏を任される」「CD録音を勧められる」というエピソードは、小林亮というギタリストがいかに歌い手に信頼されているかということの証左でしょう。 そのヘスス・メンデスの歌は、非常に丁寧で真摯でした。艶のある声質でよく伸び、小節は繊細に回り、清流が大河となって流れてくるようです。 「"AMANECER” 曙光」は、アンドレス・ペーニャのサパテアードが1曲通して続くアレグリアスで、ギターとサパテアードがリズム遊びしているような曲。アルバム収録曲をそのまま舞台でも再現してくれました。アンドレス・ペーニャがわくわくするサパテアードだけで魅せる。しびれる。 パーカッションのアネ・カラスコは、リズムの大黒柱。茶目っ気たっぷり、それでいてさりげなく、舞台全体をよく見渡して、いつの間にかたくさん仕掛けています。 凄腕のスペイン人アルティスタたちは、凄腕ではあるけれど小林亮をサポートするという役に徹していました。そういう心意気、朗らかさというものは伝わるもので、コンサートは終始和やかな雰囲気。小林亮はずっと楽しそうに肩を大きく揺らし、足を前後に動かして演奏していて、こんなに動くギタリストいる?(笑) 「"PÉRDIDAS” 喪われしものへの弔鐘」は小林のソロ。リブレの曲にもコンパスが内在していて、どこかすっきりとした爽快感があります。和音の展開が美しく、鐘の音のように低音弦が響き渡ります。この曲に限らずですが、低音の響きの強さが印象的で、懐かしいフラメンコを想起させるシーンがたくさんありました。 普段よく観る踊りメインのライブはやはり踊りを引き立てる演奏になるものですが、演奏者メインだとヌメロの神髄みたいなものがより鮮明に伝わってくるように思います。よく知っている曲でも、あらためて「ああ、この曲ってこういう曲なんだ」という驚きがあり、「ああ、ヘレスのフラメンコはこうだよね」ということに気付かされるコンサートとなりました。フラメンコに王道は幾つかあるかもしれませんが、これは紛れもなくその中の一つの王道で、みんなが待ち望んでいたフラメンコでした。 アルバムタイトル曲、「RÍO DE LA FRONTERA -Bulería-」が最後の曲。その頃になると会場は大盛り上がりで、レマーテが決まるたびにハレオの大合唱となり、拍手は鳴り止まず、大歓声のなかで終演しました。 【出演】 ギター 小林亮 カンテ ヘスス・メンデス バイレ アンドレス・ペーニャ パーカッション アネ・カラスコ 【筆者プロフィール】 若林作絵(Sakue Wakabayashi)/自称「万年バイレ練習生」です。十数年前、mixiでレッスンのあれやこれやを書いていたら、「あんた、パセオで書いてみない?」と当時パセオフラメンコ社長の小山さんに拾われて以来、時々フラメンコライターです。代表作はパセオで連載していた「さくさく堂のフラメンコ絵日記」。 >>>>>

  • 新・フラメンコのあした vol.10

    (lunes, 4 de diciembre 2023) 20年以上にわたりスペインで活動するジャーナリスト東敬子が、今気になるスペインフラメンコのあれこれを毎月お届けします。今月は、「フラメンコの日」に開催されたファルキートのマスタークラスについてのリポートです。 2023年国際フラメンコ・デー記念 ファルキート マスタークラス スペイン国立バレエ団 2023年11月16日より配信 TALLER FARRUQUITO. DÍA DEL FLAMENCO 2023. Ballet Nacional de España https://youtu.be/CAK3MZcl-AQ?si=0gifZUSalE5TsMMB 文: 東 敬子 Texto: Keiko Higashi 画像: 宣材写真 Fotos: material promocional 皆さん11月16日は何の日か知っていますか? 実はこの日はフラメンコの日なんです。 2010年にユネスコの世界無形文化財としてフラメンコが認定されて以来、全世界のフラメンコたちは、毎年この日を「国際フラメンコ・デー」として祝ってきました。昨今では大小のイベントが行われる以外にも、個人個人がメッセージを発信したりと、SNS上でも盛り上がりを見せています。 今回は先日、2023年のフラメンコ・デーを記念してスペイン国立バレエ団が行った、ファルキートのマスタークラスの模様をレポートします。 その実際の様子はスペイン国立バレエ団のチャンネルで配信されていますので、ぜひそちらもあわせてご覧ください。今回は同舞踊団員のみを対象に行われましたが、上級者だけでなく、まだ始めてまもない練習生にもぜひ観てほしい、学ぶことがてんこ盛りのおすすめ動画です。 「フラメンコは、彼の名前なしでは語れない」 同世代であり、子供の頃はご近所さんだったと言うスペイン国立バレエの現監督ルベン・オルモがそう語る、ファルキートことフアン・マヌエル・フェルナンデス・モントージャは、1982年セビージャに生まれました。 祖父は言わずと知れたバイレ・ヒターノ界の巨匠ファルーコ。長男ファルキートも踊り手としての未来を期待されていましたが、18歳のとき交通事故で他界。傷心のファルーコは、同じく踊り手の娘ラ・ファルーカと歌い手エル・モレーノの長男、自身の孫となるフアンにその望みを託します。 芸名「ファルキート」を受け継いだフアンは才能を発揮し、祖父と映画『フラメンコ』(カルロス・サウラ、1995)に出演するなど、次第に頭角を表しました。しかし、まだ少年のあどけなさを残す彼に待ち受けていたのは突然の祖父の死でした。その後15歳で座長となった彼は、懸命に一座を引っ張ります。そしてまた最愛の父もその4年後、42歳の早すぎる死を迎え、ファルキートは19歳にして一族の長となり、母を、三人の弟妹を、従兄弟たちを、その家族を、支えていくことになるのです。 そんな背景があってか、ファルキートは非常に優れたリーダーシップがある人だというのが、このマスタークラスを見ていても良く分かります。ここにいた三十人ほどの踊り手全体に目がいっている。声を荒げることもなく、穏やかに、そして的確に、彼らに何が足りないかを指示する。みんなが頑張っていれば盛り上げ、さらに先に、さらに高みに連れて行ってくれる。この人に学ぶのは楽しい、そしてもっと学びたいと思わせる、最高の指導者だと思いました。でも決して、いわゆる「先生」ではないんです。強いて言えば「お父さん」でしょうか。非常に包容力があるんですね。彼は言います。知っていることは人と分け合うのだと。 例えば、エバ・ジェルバブエナは生徒とずっと一緒に踊って、ここはこんな感じと、常に自身の動きを見せて学ばせる印象が強かったのですが、ファルキートはみんなに踊らせて(振付は事前に行われていますが)、その様子を見ながら、気になるところを指示して直していく。エバはちょっと意味深な感覚的な部分が大きいけど、ファルキートは「こういう時のコツは」というように、とても具体的で、説明も全て理路整然としている。しかも「念の為、これもやっておこう」とか、すごく丁寧。見ていて非常に興味深かったです。 音の取り方が違う二つのパソをリンクするときは、誰でもちょっとその瞬間は緊張してテンポが早くなってしまう。一人で踊るならそれほど気にならないけど、大人数で踊るならそこはピタリと合わせなければいけない、など、彼はとにかくリズムを重視する指導をしていて、彼の踊りの核を、今更ながら実感しました。そして、自分はこれだけの大人数で踊ったことはないから、とても興味深いと語ります。私もファルキートの群舞をぜひ観てみたいと思いました。 彼の11歳の息子で踊り手デビューを果たしたエル・モレーノもレッスンに参加して頑張っていました。考えてみれば11歳で舞踊団団員とのレッスンにも遅れを取らないというのは驚異的なことですが、彼は何食わぬ顔で、お父さんの隣で黙々と励んでいました。ワークショップの最後にはファルキートのブレリア、そしてモレーノもパタイータを披露してくれた大満足のワークショップでした。 【筆者プロフィール】 東 敬子 (ひがし けいこ)/フラメンコ及びスペインカルチャーのジャーナリストとして、1999年よりマドリード(スペイン)に在住し執筆活動を続ける。スペインに特化したサイト thespanishwhiskers.com(https://spanishwhiskers.com/?page_id=326)を主宰。 >>>>>

  • 発表会ファッションSnap:岡田麻里フラメンコ教室

    (domingo, 3 de diciembre 2023) フラメンコを楽しんで踊っている皆さんにとっての晴れ舞台、発表会。 どんな衣装を着ようかなぁ…と、踊り以上に(?)気合が入っている人も多いはず。 そんな皆さんの参考になればと思い、一足お先に発表会に出演した生徒さんたちの 衣装をご紹介します!こだわりポイントなども教えていただきました。 編集/金子功子 edición por Noriko Kaneko 写真提供/岡田麻里フラメンコ教室 第2回岡田麻里フラメンコ教室発表会 [開催日]2023年11月4日(土) [会場]富山・オーバード・ホール 中ホール 1.ティエント 衣装:マリキータ 「最初にこの生地のスカートに一目惚れして、メンバーに相談したら気に入ってくれて、気づいたらみんなで買うと決めてました。軽くて踊りやすく、曲に合っててかっこいい衣装でした」 2.カンティーニャス 衣装:マリキータ 「つぼみのポーズから始まり、曲の終わりは花咲くこのポーズ。綺麗な花の刺繍がついた豪華なシージョと、上品で彩りきれいな大柄の花柄のスカート。とっても華やかでした」 3.ソレア 衣装:(シージョ)ソニアジョーンズ 「ソレアは黒の衣装にゴールド×紫をポイントに。シージョ留めはブルーのカメオで形が少しずつ違うものを選びました。フローレスも大輪の紫のバラで統一感を演出しました」 4.グアヒーラ(写真:箱井鉄男) 衣装:ソニアジョーンズ 「大人なグアヒーラ、気だるい婦人をイメージしてコーディネートしました。アバニコとヘッドドレスを白にして、大きなヘッドドレスがポイントです」 5.ティエント 衣装:マリキータ・ソニアジョーンズ 「それぞれがティエントのイメージで選びました」 6.ファルーカ 「ソニアジョーンズさんにイメージを伝えて作ってもらいました。写真ではわかりにくいですが、スリットの位置とか長さとかシンプルに美しく見えるように考えて頂きました」 7.セビジャーナス 衣装:マリキータ、他 「華やかなイメージで選びました。このチームはフラメンコお初の衣装です」 8.カンティーニャス(写真:箱井鉄男) 衣装:ソニアジョーンズ、(シージョ)マリキータ 「カンティーニャスはカディスの太陽をイメージしました。シージョを色違いにして個性をアピール」 9.オープニング(写真:箱井鉄男) 「赤い衣装で大人セビジャーナスを踊りました。赤のバタ・デ・コーラと、マントンは黒、アバニコは赤黒でコーディネート」 10.キッズ 「それぞれ手持ちの衣装に元気なイメージの黄色を入れてコーディネートしました」 11.タラント (写真:箱井鉄男) 岡田麻里先生の衣装:ソニアジョーンズ 「タラントをイメージして作ってもらいました。チャケタ(ジャケット)や袖の大きめのフリルが上半身に重みをもたらしてくれて、色味も綺麗でお気に入りの1着になりました」 取材のご協力ありがとうございました! >>>>>

  • 『アンヘリータ・バルガス追悼会〜偲び、想い、集う』

    (viernes, 1 de diciembre 2023) 先日急逝したフラメンコの歴史に残る偉大なバイラオーラ、アンヘリータ・バルガスの追悼会が日本の有志らの協力により大阪と東京で開催されることになりました。 大阪:12月3日(日)17:30~20:30 ペーニャフラメンカ・カサグロリア伽琉駝門カフェ (zoom参加受付は12/1まで) 東京:12月9日(土)18:30~21:30 高円寺タブラオ・エスペランサ (zoom参加受付は12/6まで) この度の追悼会の開催にあたり、有志のひとりRhina元川里菜さんより以下のメッセージをいただきました。 (※参加についての問合せはEmail:rhina.motohkaw@gmail.com、又はメッセンジャーにて) ***** この会はどなたでもご出席可能です。みなさんお忙しいとは思いますが、5分でも良いのでお立ち寄りください。 直接オンラインもご予約を承っております。時間が許す限りのご参加で大丈夫です。参加費などは一切ないです。 この会を進行中に、スペインのアルティスタ達にビデオ電話で直接連絡をとって、アンヘリータにまつわる自分たちの経験談、逸話を聞かせていただいたり、一言いただくという予定もしています(通訳いたします)。新しい発見や学びがあると思われます。 参加に同意してくれたアルティスタ達を下に記載しました。 フラメンコの歴史に残るこの巨匠を思う気持ちは、色々だと思います。知り合いだった方、生徒さんだった方、ファンだった方。彼女のことを知らなかった方やこれからビデオなどでファンになるあなたも、「私なんて行っていいのー?」みたいに思わず、是非ご出席ください。 参加予定アルティスタ: エル・ボケロン カルメン・レデズマ マヌエラ・バルガス(姪) トロンボ ルイス・ペーニャ ハビエル・エレディア 返事待ちアルティスタ: フアン・デル・ガストール ぺぺ・トーレス モイ・デ・モロン …あと数人にも声をかけるつもりでおります。 ちなみに御香典や寄付金をご家族に渡したいという方のためには、お問い合わせ先があるのでご利用ください。 香典・寄付金関連お問い合わせ先: 望月 恵理 latorre1878@gmail.com *恐縮ですが大阪は場所代の割り勘があります。 大阪のFacebookイベントページはこちら: https://fb.me/e/eVwRQDaYB >>>>>

  • 沖仁 21年目の現在地

    Flamencofanインタビュー (miércoles, 29 de noviembre 2023) 昨年デビュー20周年という節目を迎え、11月からスタートしたオリジナルアルバム発売記念ツアーを今年7月に完走したフラメンコギタリスト、沖仁。最近ではソロやコラボの演奏活動や楽曲制作に加えて、アコーディオン奏者cobaとのユニット活動を立ち上げたり、またワークショップを通して後進の指導にも精力的に取り組むなど、さまざまな活動に力を注いでいる。 そんな多忙な日々を送る中、最近の活動やこれまでのキャリアの分岐点、さらには好きなギタリストの話など、活動21年目となる今について語ってくれた。 聞き手/金子功子 Entrevista por Noriko Kaneko ――20周年アルバム発売記念ツアーを終えてのご感想はいかがですか。 沖:2002年の7月から数えて20周年を迎えました。ツアーは去年11月の第一生命ホール東京公演から始まり名古屋大阪、仙台はやむを得ず中止になってしまいましたが、福島、そして7月のブルーノート東京でのアフターパーティーと、かなり長い期間にわたったので、全てが同じ内容でもないしずっと同一メンバーでもないので、そういう意味ではツアーと言っても最初と最後ではずいぶん変わりました。ツアーの途中でどんどん変えていきたいという思いや新しいアイデアも生まれてきて、曲自体を変えたり、同じ曲でも編成やアレンジを変えたりもしました。必然的に変わったことなどもありましたが全て含めて、このツアーで自分がすごく成長させられたし学び取る物も多かったです。 ――その中でも印象深い公演はありますか。 沖:最初の東京公演ですね。一番大きい会場でしたし出演者も一番多くて、通常の公演ではできないことをたくさんやらせてもらえました。 また最後のブルーノート公演も、お店側から「フラメンコ然としたことをやってほしい」というリクエストを頂き、それが割とうれしい内容でした。他の公演だと「一般の音楽ファンが楽しめる内容を」と望まれることが多いのですが、この時は「沖さんならではの尖ったフラメンコを見せてほしい」と言っていただいたので、カバー曲なども入れずにフラメンコの曲種に基づいたものを中心にやりました。演奏後はお客様からスタンディングで盛大な拍手をいただけたので、20周年ツアーを終えてこれからの自分のいろんな方向性の中で、今後の1つの方向を指し示してもらえたようで非常に良かったです。 ――ブルーノート公演では、いつも同行される伊集院史朗さんに加えて三枝雄輔さんが参加されていましたね。新鮮な組み合わせだな、と感じました。 沖:三枝君とは去年からご一緒する機会が増えて、自分たちのライブをタブラオ・エスペランサでやったときに久しぶりに顔を合わせました。これまでも会ったことはありましたが、実は共演したことは無くて。僕のステージはどちらかというとフラメンコを拡大解釈したものが入っているから、三枝君のような硬派なタイプの人の好みではないだろうと思い込んでいたんです。でも実際に話してみると共感してもらえそうな部分もいろいろ見えてきました。それで、今年のホセ・ガルベスとのビルボードツアー公演で初めて一緒に回ったら、想像以上にビシッとはまってくれて。次に「塩谷(哲)さんとの舞台があるんだけどどう?」と試しに聞いたら乗ってくれて。そしてブルーノート公演についても恐る恐る聞いてみたら「光栄です」と快く引き受けてくれました。実際にやってみたらここでも想像以上の展開に僕も刺激を受けて、三枝君も面白がってくれるのが伝わってきたからすごく良かったです。 三枝君は日本人でしかも同年代でありながら、フラメンコの一番核になる部分を大事にしているアーティストなので、とてもリスペクトしています。彼のそういうかけがえのない部分と、僕自身の創作的な部分とが噛み合う形で今後もうまく共演できたら素晴らしいなと思います。 ***** ――沖さんのこれまでの音楽活動を振り返ってお聞きしたいと思います。20年間の活動の中で、ターニングポイントとなった出来事や思い入れの強い作品などはありますか。 沖:アルバムなどの作品については、毎回自分なりの思いの丈を詰め込んで作っているので比べられないけど、僕自身のキャリアとしてのターニングポイントという意味で言えば、2010年にスペインのコンクールで優勝したことですね。あの当時はこのままやっていても難しいかなと精神的に追い詰められていて、賞が取れなかったら方向性を変えなければ、という覚悟で臨んだコンクールでした。 ――当時の様子はTV番組「情熱大陸」で放送されましたね。 沖:番組サイドからコンクールを題材に撮りたいと言われ、決まったのもコンクールの2~3週間前と直前でした。もともと僕はコンクールに一人で行くつもりだったのですが、事務所やレコード会社が動いてくれて「情熱大陸」に結び付けてくれて。急遽、連日取材やインタビューが入るようになって、プレッシャーもあったけどチャンスでもありました。後にも先にもこんなプレッシャーを感じる事はなかなか無いかと思います。 ――コンクールの後、環境は変わりましたか。 沖:何かが変わったということはないけど、番組がすぐオンエアされて、それに伴ってテレビやラジオ、新聞といろんなメディアに取り上げられました。そうすると、番組をきっかけに興味を持ってくれた人がコンサートに来てくれたりと、波及するように反響が活性化していきました。また、コンクール直前に作っていたアルバムが偶然この時に重なって発売されたのですが、賞を取った直後にセールスにつながって、メディアの力はすごいと思いました。 ――その後芸能界でのお仕事が増えてきて、様々なミュージシャンや歌手の方との共演もあったかと思います。その中で沖さんが音楽面で影響を受けたことはありますか。 沖:歌手の玉置浩二さんからは、たくさんの事を学ばせていただきましたね。2013年頃に初めてお会いして、一時期頻繁にお仕事する機会がありました。僕はカンテ伴奏をヘレスに住んでいた頃から真剣に取り組んできて、アグヘータの伴奏もやらせていただいたりしましたが、カンテ伴奏について自分なりに体得したことが玉置さんにもそのままあてはまるんだなあと思いました。他にもすごい歌い手さんたちとも共演させていただいてますし、僕が天才と思っている人はたくさんいますけど、やはり1人だけ挙げろと言われたら真っ先に思い浮かぶのは玉置さんです。ミュージシャンとして大きな影響を受けた方です。玉置さんはアコースティックギターも弾くけど、弾き語りでナイロン弦のギターを使う時はフラメンコギターを弾いてますね。 ***** ――ワークショップの活動についてもお聞きしたいと思います。何年か前から始められて、昨年の東京公演では生徒さんも出演されましたね。 沖:ワークショップは実は10年以上やっていまして、1回完結のスタイルでいつもやっていました。初めのうちは僕のスケジュールの時間が取れるときに不定期にやっていましたが、気づいたらレギュラーで受けてくれている人も増えて定着してきていました。それがコロナで途切れちゃうかなと思ったけどリモート形式で乗り越えてこれたので、これは何か形にしたいなと。僕としては初期の頃からみんなで合奏をしたいという思いがありました。フラメンコギターのソロは高度なテクニックが求められるので、踊り伴奏10年、歌伴奏10年でやっとソロが弾けるなんて言われるけど、それではハードルが高すぎるから、合奏ならもう少しハードルを下げられるのではと思い、合奏をキーワードとして掲げています。これまでフラメンコギター・アンサンブルとしてやっていましたが今は「エル・トーケ」という名前に変えて、来年3月に演奏会も予定しています。目標がある方がみんな張り切るだろうと思い、そこに向けて今年はこれまでよりペースや頻度を上げてやっています。 ――発表会をやると決まって、生徒さんたちのモチベーションは変わりましたか。 沖:前から皆さん真剣にやってくれているので特に変化はないですね。ただ、これまでよりペースが早くなったので大変になったとは思います。それでもついてきてくれているのはうれしいですね。僕は来る者は拒まずなので、大変そうなときは一旦休んでまた戻ってくればいいし、遠方から来てくれてる方もいるので、それぞれの事情に合わせて楽しくできるのが一番ですよ、と伝えています。無理すると続かないですから。 フラメンコギターにはいろんな付き合い方があると思うんです。毎日弾く人もいればたまにしか弾かない人もいる。そんな人たちが集まってみんなで楽しめるような場があったらいいと思っています。フラメンコギターって求められるものが大きいですが、気軽に取り組む人がいてもいい。いろんな付き合い方でいいよ、というのをすごく大事にしています。 ***** ――音楽活動では最近cokibaというユニット活動を始められましたね。きっかけや、今後の予定など教えてください。 沖:去年の夏ごろに、アコーディオニストのcobaさんからお話があって「ユニットやってみない?」とお誘いを受けました。僕は音楽ユニットをやったことがなくて、例えばジャズギタリストの渡辺香津美さんとはコラボとして一期一会の気持ちでいつもやらせてもらっていましたが、これはユニットではないので「コラボとユニットの違いが分からない」と伝えたところ、「曲をどんどん作ろうよ」と。一期一会のセッションだと、カバー曲やお互いのオリジナル曲を持ち合ってのステージになることが多いので、ユニットを意識したオリジナル曲を作ろう、と。 僕はこれまで演奏家のアコーディオニストとしてのcobaさんしか知らなかったのですが、作品を聴かせてもらったらハープの曲を書いたりクラシックギタリスト荘村(清志)さんのアルバムを全曲アレンジしたりと、作家としても幅広く活動されていて。そんな作家性の強いcobaさんと一緒にやることで、自分の作家としての部分も掘り下げていきたいと思い賛同しました。 今後についてはライブもいくつか決まって、レコーディングも始まってアルバムを出せるくらいの曲数が溜まってきました。自分が弾くのを前提で作るのでなく、人が弾くのを前提で作るというのは刺激的ですね。 ***** ――最近注目しているギタリストや、沖さんが好きなギタリストなど教えていただけますか。 沖:最近だと、日本では徳永兄弟が活躍してますね。彼らとは世代も辿ってきた道も全然違うし、フラメンコギターの捉え方や表現の仕方も違うので、良い意味で大きく刺激をもらっています。彼らがどんどん世に出てフラメンコを広げていくことを陰ながら応援しています。 スペインのアーティストでは、職業柄つい研究として聴いてしまったりもするのですが、僕個人のアフィシオンとしてはヘレスのカンテ物をよく聴きます。より詳しく言うと、そこで弾いてるギターを聴いたり、カンテとギターの絡み合いやコミュニケーション具合を聴いている、という方が正しいです。そういう点では、身近な人でもあるけど、ホセ・ガルベスのカンテ伴奏は一級品ですね。 長年好きなのは、ちょうど今年来日したカニサレスさんですね。ファーストアルバムの頃から聴いていますし、スタイルが変わっていく具合も含めて素晴らしいなと思ってます。 また、ビセンテ・アミーゴは僕にとってフラメンコギターを志すきっかけとなった人で、普通にファンみたいな心理で聴いています。実は、10代の頃クラシックギターで留学していたカナダから日本に一時帰国していて、その後アメリカの音楽院へ留学してホームステイ先も教授のところでお世話になることまで決まっていたんです。その時に、ビセンテ・アミーゴを初めて聴いて、衝撃を受けて。もしかしたらこっちが自分のやりたい音楽なんじゃないか、と急に悩み始めてしまって…結果としてアメリカ行きをやめてしまったのです。そのきっかけをくれたのはビセンテだったので、忘れ難いですね。 【プロフィール】 沖仁(Oki Jin)/1974年、長野県軽井沢町生まれ。 14歳より独学でエレキギターを始める。カナダで1年間クラシックギターを学び、その後スペイン・アンダルシアに居を移す。生きたフラメンコを吸収しながら日本とスペインを往復し20代を過ごす。 1997年、一時帰国中に日本フラメンコ協会主催新人公演奨励賞を受賞。 2000年5月に帰国。2002年にデビュー作となる1stソロアルバム『Una manana en Bolivia(ボリビアの朝)』を自主制作盤としてリリース。 2006年11月、3rdソロアルバム「Nacimiento[ナシミエント]〜誕生〜」でEMI MUSIC JAPANよりメジャーデビュー。NHK大河ドラマの紀行テーマ曲を担当したりフジロック・フェスティバルに出演するなど、その活動の幅を広げていく。 2010年、スペイン三大フラメンコギターコンクールのひとつ「第5回ムルシア “ニーニョ・リカルド” フラメンコギター国際コンクール」国際部門でアジア人として初めて優勝。その模様をTBS系「情熱大陸」でオンエアされ大きな反響を呼び、その後EXILEに楽曲提供、フジテレビ系「ヨルタモリ」へ常連客として出演するなど、その名が広く知られることになる。 2022年、デビュー20周年記念アルバム『20 VEINTE』をリリース、全国ツアーを展開する。 近年はフラメンコギター・アンサンブルを立ち上げ、後進の育成にも力を入れながら楽曲提供、プロデュース、執筆にも力を注ぎつつ、唯一無二のフラメンコギターの追求を続けている。 [公式HP] https://jinoki.info/ *cokiba/アコーディオニストcobaとフラメンコギタリスト沖仁が、二人でしか作り出せない新たな音楽を目指して2023年に立ち上げたユニット。このユニットのために書き下ろす互いのオリジナル曲を提げて、まだ見ぬ新しい音楽境地を目指している。 ※沖仁さんの今後のライブ情報などは、こちらをチェック! >>>>>

  • 徳永兄弟 OCTET - NEO FLAMENCO

    (martes, 28 de noviembre 2023) 2023年6月23日(金) 紀尾井ホール(東京・四谷) 文/金子功子 Texto por Noriko Kaneko 写真/田頭真理子 Fotos por Mariko Tagashira クラシックホールとして有名な紀尾井ホールが、この日フラメンコに染まった。 昨年のメジャーデビューアルバム発売からホールツアーを経て、その目覚ましい活躍で大きな注目を集めるフラメンコギターデュオ徳永兄弟のコンサートが行われた。 テーマは「音とリズムのバトル」。共演には、昨年の夏にスペイン最大のフラメンココンクール、カンテ・デ・ラス・ミナスでセミファイナル出場という快挙を成したベーシスト森田悠介や、パーカッショニストとして様々な音楽ジャンルで活躍するKAN、同じくパーカッションで現在米バークリー音楽大学へ奨学生として留学中で、スペインの一流フラメンコアーティストらのツアーにも参加するラファエル・モイセ・エレディア、そして日本のみならず世界でも活躍するタップダンサーSAROと、フラメンコ界で今最も注目されている若手のホープ中原潤と鈴木時丹がパルマとダンスで出演という、贅沢なメンバー構成。OCTETの名が示すように、8人の精鋭による音とリズムの“八重奏”に期待が高まる。 真っ暗な舞台の左側に置かれた1台のテーブル。それを囲むようにしてフラメンコアーティストの5人が立ち、各々の拳でテーブルを叩きながらリズムを刻み始める。これはヌディージョと呼ばれるフラメンコの演奏方法の1つで、テーブルとか壁など物を拳で叩いたり指で弾いたりして音を鳴らしながらリズムを奏でるもの。モイセが音の変化を加えながらリズム遊びをリードし、グルーヴの輪が熱く盛り上がっていく。純粋なフラメンコの楽しみ方だ。 そのリズムの波に乗るように、中原と鈴木がテーブルから離れ、ひと振りずつ踊りステップを刻む。それに続いてタップダンサーのSAROが舞台中央に登場し、自慢のステップを披露する。 リズムと足音による音楽の中で、次は森田がベースソロを聴かせ、そこにもう一人のパーカッショニストKANが打楽器のリズムを添える。こうして全員が己の技を挨拶代わりに披露。役者が揃った。 そして徳永兄弟がギターを手に、改めて舞台へ登場する。彼らの代表曲「ブレリア・デ・パドレ」から演奏は始まった。活動初期から弾き続けているこの曲は、自身の成長とともに常に進化を重ね続け、今の自分たちにとっての最上級の形で演奏を聴かせてくれる。 続く「魂の旅人」は、ダブルパーカッションで音の厚みを増し多彩な音色を演出。 「アランフェス協奏曲~スペイン」では重厚なビート感溢れるベースが骨太な土台を固め、ソロパートでも深く渋い音色が存在感を放った。 「アスーカル・モレーノ」は一転して陽気なサウンド。カホンやコンガ、パルマも叩いて二人のパーカッショニストによる白熱したリズム・バトルが繰り広げられた。 後半ステージは、3人のダンサーによるダンス・バトルからスタート。タップとフラメンコ、踊りのスタイルは違うけど三者三様の凄技の連発には目を奪われた。 「カルメンフラメンコファンタジー」では曲の構成に合わせて前半と後半でパーカッションをスイッチ。演奏の変化に合わせて照明も替わり、音楽とライティングが織りなすハーモニーが広がる。 照明が暗くなると、今回初披露となる「ネオフラメンコ」へ。ベースソロから始まり、兄弟それぞれのギターソロから踊りのソロへと続く。しなやかでいて力強い中原の踊り、鈴木は自然と内から湧き上がるようなシンプルな踊りで魅了する。彼らの舞踊表現に、これから目指すフラメンコの新境地を見た。 「ダマ・デ・ノーチェ」ではSAROのタップダンスにフォーカス。飛んだり跳ねたり全身を駆使して自在にステップを刻み、ベースとダブルパーカッションが生み出すグルーヴとともに熱いステージを演出。 ギターデュオの「アレグリアス」は、ホールの素晴らしい音響と相まってフラメンコギターの美しい音色に酔いしれた。 ここで挨拶とメンバー紹介。この場面でこの日初めてマイクを持ち、第2弾もこの形式でやりたいと今後への意気込みを語った。 ラストの曲は8人全員による「リベルタンゴ」。ボリューム感のあるサウンドの中、タンゴでは3人が鮮やかなステップを披露。 アンコールは「シェイプ・オブ・マイハート~コーヒールンバ」、そして最後はやはりこの曲「ブレリア・デ・パドレ」。6人のパルマに支えられ、熱い演奏でステージを締めくくった。 「音とリズムのバトル」を様々な対戦スタイルで楽しませてくれた今回のコンサート。観客はもちろんだが、一番楽しんでいたのは何といっても出演者本人たちだろう。互いのプレイをリスペクトし、心の底から楽しむ彼らの熱量が観客にも伝わり、客席とステージが一体となって熱く沸き立つような時間を堪能させてくれた。 【出演】 徳永健太郎(フラメンコギター) 徳永康次郎(フラメンコギター) 森田悠介(ベース) ラファエル・モイセ・エレディア(パーカッション) KAN(パーカッション) SARO(タップダンス) 中原潤(パルマ&ダンス) 鈴木時丹(パルマ&ダンス) 【プログラム】 イントロダクション ブレリア・デ・パドレ 魂の旅人 アランフェス協奏曲~スペイン アスーカル・モレーノ ア・カペラ カルメン フラメンコ ファンタジー Ⅰ:アラゴネーズ Ⅱ:ハバネラ~闘牛士 ネオフラメンコ ダマ・デ・ノーチェ アレグリアス リベルタンゴ (アンコール) シェイプ・オブ・マイハート~コーヒールンバ ブレリア・デ・パドレ >>>>>

  • ANIF全国公演『フラメンコのちから』

    (lunes, 27 de noviembre 2023) 一般社団法人日本フラメンコ協会(ANIF)主催による劇場公演『フラメンコのちから 〜The Power of Flamenco〜』が、2023年12月~2024年1月に全国6都市(仙台・札幌・富山・徳島・大阪・千葉)にて上演されます。 プロ、アマ、性別、年齢、国籍といったあらゆる垣根を超えて、すべての人々にポジティブなエネルギーを伝えることができる「フラメンコのちから」を、全国各地の多くの方々に伝えたいとの思いで、日本を代表する重鎮・中堅・新鋭という三世代のアーティストたちが集結し、史上初の全国公演ツアーを展開します。 振付演出には、歌舞伎、宝塚、吉本新喜劇などのフラメンコ振付演出で活躍する佐藤浩希氏を迎え、日本フラメンコ史上類をみない規模と多様性をもった作品として、全国のフラメンコ・アーティストたちを交えた「現地作品」と共に各地で上演されます。 また、全ての子供たちに芸術鑑賞を楽しんでほしいと、全公演とも小・中学生は無料招待となっています(※公式サイト内に受付リンク有)。 迫力溢れる情熱的なフラメンコの舞台を通して、生きることの喜びやポジティブなエネルギーをぜひ劇場で体感してください! 【公演概要】 一般社団法人日本フラメンコ協会 全国公演 『フラメンコのちから 〜The Power of Flamenco〜』 【仙台公演】 公演日:2023年12月11日 (月)19時開演 、12月12日 (火)14時開演 会場:トークネットホール仙台(仙台市民会館)小ホール(宮城県仙台市青葉区桜ヶ岡公園4-1) 【札幌公演】 公演日:2023年12月14日 (木)19時開演、12月15日 (金)14時開演 会場:共済ホール(北海道札幌市中央区北4条西1丁目1共済ビル6F) 【富山公演】 公演日:2023年12月19日 (火)19時開演 、12月20日 (水)19時開演 会場:富山オーバード・ホール 中ホール(富山県富山市牛島町9-28) 【徳島公演】 公演日:2024年1月15日 (月) 19時開演、1月16日 (火)14時開演 会場:阿南市文化会館 夢ホール(徳島県阿南市富岡町西池田135-1) 【大阪公演】 公演日:2024年1月17日 (水) 19時開演、1月18日 (木)19時開演 会場:クレオ大阪中央ホール(大阪府大阪市天王寺区上汐5-6-25) 【千葉公演】 公演日:2024年1月23日 (火)19時開演 、1月24日 (水)14時開演 会場:千葉県南総文化ホール 大ホール(千葉県館山市北条740-1) <総合演出> 佐藤浩希 <出演> 小島章司 岡本倫子 小林伴子 齋藤克己 鈴木眞澄 曽我辺靖子 手塚真智子 渡邊薫 石川慶子 大槻敏己 伊集院史朗 鍵田真由美 鍜地陽子 三枝雄輔 三四郎 鈴木敬子 堀江朋子 本間静香 宮内さゆり 荒濱早絵 川松冬花 鬼頭幸穂 佐藤陽美 JURINA 鈴木時丹 中里眞央 脇川 愛 山崎嬉星 山本海 市川惠子 森田志保 [ギター] 鈴木英夫 今田央 片桐勝彦 北岸麻生 福嶋隆児 [カンテ] 有田圭輔 石塚隆充 川島桂子 中里眞央 嶽北慎二 山田あかり ※会場によって出演者は異なります。 ※仙台、札幌、富山、徳島、大阪、館山の各地で活躍するフラメンコ・アーティストによる「現地作品」とゲスト出演者は、各公演のチケット販売ページに記載されています。 <チケット> 自由席:6,000円(税込) 取扱い:カンフェティ(http://confetti-web.com/flamenco-anif/)、チケットぴあ、イープラスにて ※各公演の指定席(追加2,000円税込)の予約や、小・中学生無料招待券の申込みは、公演公式サイト内の受付リンクから手続きできます。 <公演公式サイト> https://www.anif.jp/information/announce/thepowerofflamenco.html <スタッフ> [舞台監督] 飴谷圭介 [照明]有限会社キングビスケット 諏訪幸子、河西みのり、有賀まどか [音響・大道具]音屋飴谷 出西 光、佐藤陽美、杵渕三朗 [演出助手] 末木三四郎、中里真央 [映像撮影配信]oreodacci, Inc. 小田裕貴 [宣伝写真]ステージフォト 川島浩之 [宣伝美術]moyuru design [プロデューサー]日本フラメンコ協会 瀬戸雅美 [アシスタントプロデューサー]日本フラメンコ協会 望月素子 <助成> 文化庁 令和4年度補正予算 文化芸術振興費補助金 統括団体による文化芸術需要回復・地域活性化事業(アートキャラバン2) <後援> 駐日スペイン大使館 スペイン政府観光局 インスティトゥト・セルバンテス東京 (公財)日本スペイン協会 (公財)スペイン舞踊振興 MARUWA財団 <主催/問合せ> 一般社団法人日本フラメンコ協会 公式WEB https://anif.jp 公式LINE @flamenco_anif TEL 03-3383-0413 >>>>>

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