検索結果
空の検索で503件の結果が見つかりました。
- マヌエル・リニャン "Viva!" 中国公演レポート
(sábado, 15 de junio 2024) 2019年のマドリード初演以来、世界各地で上演され大人気を博しているマヌエル・リニャンの劇場作品「VIVA!」。昨年9月に中国・上海で行われたその公演の模様を、東京を拠点に活動するフラメンコダンサーの山本秀子さんにリポートしていただきました。 文・写真/山本秀子 Texto y fotos por Hideko Yamamoto 2020年のFestiva de Jerez期間中にビジャマルタ劇場で見たManuel Liñanの"VIVA!"。トランスジェンダーの男性舞踊手全員が綺麗に化粧をし、女装をして踊るこの作品は、女性以上に女性らしく妖艶な瞬間があるかと思えば、男性らしい強さ、テクニックを見せてくれる瞬間、笑い有り、感動有りで、気付けば込み上げる興奮で自分が出来得る限りの拍手を彼らに送っていました。終演後、鳴り止まない拍手に満場のスタンディングオベーションがその作品の素晴らしさを物語っていました。 その後、世界各地で上演され続けている"VIVA!"。あの感動にもう一度浸りたく、日本で上演されるのを今か今かと待っていましたが、残念ながらその願いは叶わず。代わりに東京から飛行機で3時間程の上海で上演が決定した事を上海の友人から聞き、迷わず上海行きを決めました。 かつて私が7年住んだ中国。当時も中国でフラメンコを教えたりしながら全国各地でショーをしたりしていましたが、まだまだフラメンコ人口が本当に本当に少なく、あの頃から考えたら"VIVA!"のアジア初演が中国になるとは思いもよらなかったのに、時代の変化を感じずにはいられません。 中国政府による厳しいパンデミック対策もあり、約4年間スペインに行くことも、スペインからアーティストを呼ぶことも出来なかった中国フラメンコ界にとっては、待ちに待ったビッグイベント。上海以外の都市からはフラメンコ教室の皆で上海ツアーを組んだり、SNS上でも分かりやすい程に皆の興奮や期待が伝わってきました。 上海で2公演、蘇州で1公演。上海から蘇州までは高速鉄道で30分程の距離。私の友人である中国にいるフラメンカたちは3公演とも見に行く人が多数いました。 上海の公演会場に到着すると期待と興奮の熱気が肌で感じられるくらいで、ホワイエではフラッシュモブがあったり、フラメンコ衣装を着て写真撮影をしたり、舞台でも公演が始まる前に上海のフラメンコダンサーとその生徒さんたちが前座的なショーを繰り広げたりと、まさにお祭り状態。 そしていよいよ公演が始まると、素敵なポーズや動きがあれば黄色い歓声があがり、ブエルタなどをする度に、すごい拍手と歓声で会場が大盛り上がり。さすが喜怒哀楽を素直に表す中国人。皆の反応が本当に素直で分かりやすく、スペインで見た時の何倍もの歓声と拍手のおかげか、演じてる舞踊手たちからも笑みが溢れ、時に皆の黄色い歓声が凄すぎて、舞台上では、演者たちのそれはそれは嬉しそうな顔と笑顔がこぼれ、テンションが上がっているのもあり、すごいパワーと全力投球の踊りで、より会場が湧き上がる。そして、それに対してさらに歓声が上がるという相乗効果で、こんな盛り上がってるフラメンコの舞台見たことない!というくらい盛り上がっていました。 私が中国にいた時よりも何倍もフラメンコ界が大きくなっているとはいえ、まだまだ人口に対しては少ない中国のフラメンコ人口。観客の大多数がおそらくフラメンコに関係ない人だということもあり、あがる歓声が「Oleeee!」といったハレオではなく、「キャーーー!!」という叫び声で、アイドルのコンサートに行っているかのような錯覚を覚える程でした。終演後は鳴り止まない拍手と叫び声で、マヌエルが土下座をして皆に感謝と喜びを伝える程。そんなシーンを目にして、フラメンコに対する知識の無い人でも、素晴らしい公演は国を問わず心を掴み、「Ole!」と「キャー!」という反応の違いはあれど、思わず何かを言わずにはいられない瞬間も同じなのだと改めて感じさせられました。 チケットの売れ行きはというと、劇場は1,200席、上海の初日は9.5割以上の売れ行き、2日目は完売、3日目の蘇州公演も完売だったそうです。 フラメンコ大国であるはずの日本には招聘が叶わず、上海でアジア初演となった背景には劇場の協力的なバックアップがあったそうで、今まで注目されていなかったフラメンコという分野に劇場側が注力するようになったとのこと。と言うことは、これはまだ始まりに過ぎず、今後益々上海や中国の大都市でスペイン人アーティストによる公演が増えることでしょう。 本当に何度でも観たい"VIVA!"。日本公演のために働きかけてくださっている方々もいるので、今後に期待。日本でも上演が叶うよう切に願っております。 【筆者プロフィール】 山本秀子(Hideko Yamamoto) フラメンコダンサー。Benito GarciaのBGスタジオで講師を勤めながら、タブラオや公演などで精力的に活動中。父は中国人、母は日本と中国のハーフ。7年住んだ北京ではJavier Meilan率いる舞踊団に所属し、中国全土でフラメンコショーや教授活動も行っていた。 >>>>>
- 中原潤ソロライブ -EVOLUCIÓN-
Neo Flamenco Project Vol.1 (jueves, 13 de junio 2024) 2023年12月20日 東京・南青山マンダラ 写真/飯田利教 Foto por Toshinori Iida 文/金子功子 Texto por Noriko Kaneko この数年で目覚ましい成長と進化を遂げ、日本各地の劇場公演やライブにも引く手あまた、今や日本で最も注目を集める若手フラメンコダンサー、中原潤のソロライブが行われた。 このライブは、「NEO FLAMENCO PROJECT」の第1弾公演として開催された。ネオフラメンコプロジェクトとは、苦しみや悲しみ、喜びや愛など最も人間らしい感情から自然発祥したフラメンコという芸術文化を、その伝統を守りながら様々なジャンルの音楽や踊りなどとコラボレーションすることで、21世紀という現代に生きる多くの人々にその魅力を伝えていきたいとする意欲的な企画だ。 音楽プロデューサー兼総合監督を務めるのは、スペインの劇場公演などにも出演経験が豊富で現在米国バークリー音楽大学に留学中のラファエル・モイセ・エレディア。そして共演には、フラメンコに留まらず幅広い音楽シーンで活躍する徳永兄弟をはじめ、若手の才能あふれるアーティストらが集結。またゲストとして、熟練の歌声で人間味あふれる感情を歌い上げる阿部真が参加した。 暗い舞台の中央に、うずくまるように座り込む中原。そこに幻想的な音楽が流れてくると、まるで生命を吹き込まれていくかのように身体を起こし立ち上がり、踊り始める。その動きはコンテンポラリーダンスのように柔軟で伸びやかでありながら、内面の力強さがみなぎる。 無伴奏の阿部の歌を踊るときも、いつものライブで見せる定番の振りなどの型にはまらず、でも醸し出される空気はまぎれもないフラメンコ。そこに演奏が加わり、場面が一転すると切れ味鋭い足技や回転を見せつける。音楽の熱いグルーヴと相まって、そのテクニックの鮮やかな連携は見惚れるほど芸術的だ。 音楽面では、シンセサイザーやエフェクターを取り入れて様々な音色による多彩な表現を演出。そこに徳永兄弟の超絶的テクニックと表現豊かなフラメンコギターと、カンテ・デ・ラス・ミナスコンクールのセミファイナリストとなるほどの腕前を持つ森田のベースとともに、厚みと奥行きのある演奏を披露した。また二人のパーカッショニストによる、カホンやドラムセットをはじめとする多様な打楽器の音色も、演奏の随所にスパイスを効かせる。 そして、パルマとして演奏を支えブレリアでは踊りも披露した鈴木時丹は、さりげなく光る才能の片鱗を見せ存在感を示した。中原とは好対照な魅力を持ち、デュオで踊るシギリージャでは個性が違いながらも息の合った踊りで観客を魅了した。 踊りの表現、テクニック、そして身体能力と様々な側面からフラメンコダンサーとしての底力を見せた中原。これから彼は、どのような新しい表現を見せてくれるのだろう。フラメンコの大切な本質を守りながら、飽くなき進化を重ねていくであろうその未来が、今から楽しみでならない。 終演後、音楽監督を務めたモイセ・エレディアはあいさつの中で「もっと新しいもの、もっと挑戦的なものを作っていきたいと思い、5日間みっちりリハーサルして、練習を重ね疑問を消化してこの舞台を作ってきました。これまで本当にいろんな人に支えてもらいました。これからも活動を続け、さらに大きな舞台で、もっと多くの人に観てもらいたいと思っています」と語った。 そしてネオフラメンコプロジェクトの第2弾が、来たる6月27日に東京・霞が関のイイノホールで開催される。フラメンコの魅力を伝えるために進化し続ける彼らのステージに、これからも注目していきたい。 【出演】 中原潤(フラメンコダンス) ラファエル・モイセ・エレディア(音楽監督プロデュース・パーカッション) 鈴木時丹(パルマ&フラメンコダンス) 徳永兄弟(ギター) 森田悠介(ベース) KAN(パーカッション) 阿部真(歌) >>>>>
- カンテフラメンコ奥の細道 on WEB no.37
(lunes, 10 de junio 2024) 文/エンリケ坂井 Texto por Enrique Sakai Joaquín el de la Paulaのソレアー① 他の例 アルカラーのソレアーを代表する創唱者ホアキンの最もよく知られたスタイルであるソレアー①(便宜上①番とします)を前回取り上げましたが、ひとつの例だけでなく他の歌い手がどう歌ったかを示すとその特徴がより解りやすくなると思うので、ヒリーカの時と同じく別の例をあげてみよう。 実に多くの例が思い浮かんできます。例えば、マイレーナならA la Virgen de los Reyes(レージェスの聖母様に)、ファン・タレーガだとInfierno que te vayas(お前の行く地獄へ)、マノリート・マリアAl paño fino en la tienda(店に置かれた布に)、マヌエル・トーレPor nadie lo había yo hecho(他の誰のためにもそれをしなかった)、パストーラCuando se empaña un cristal(ガラスが曇ったら)などなど…、キリがありません。 この中でホアキンの精神に最も近いのは(私の独断だけでなくスペインの愛好家達の意見によれば)マノリート・デ・マリアとファン・タレーガだ。 二人共にホアキン直系の人達だが、今回はマノリートを取り上げます。 マノリート・エル・デ・マリア、本名はマヌエル・フェルナンデス・クルス(1904~1965)で1964年にカンテの重要な全集「アルチーボ・デル・カンテ・フラメンコ」(通称「赤箱」)にソレアーとブレリアを録音したが共に素晴らしい出来で、この録音からホアキン直伝であろうソレアー①を書き出してみよう。 (Letra) Al paño fino en la tienda una mancha le cayó, (una manchita fue y le cayó,) se ha 〈vendío〉 por bajo precio porque perdió su valor. (訳) 店に置いた上質な布に ぽとりとシミが落ちた、 値打ちを失った布は 安く売られていった。 カッコの部分は2行目を言い換えたもので、fue y で cayóに勢いをつけている。 歌う順は前回と同じでやはり3、4行目の繰り返しは無し、4行目は実際にはporqu'ha(ポルカ)〈perdío(ペルディーオ)〉と聞こえますが、これだと音節が9になるので元の歌詞に戻してあります。 この歌詞は比喩的な意味合いを持っているので、それぞれが自分にとっての意味を感じれば良いと思う。 マノリートは絶妙な自由さで歌っているので、多少はコンパスを意識して書きましたが、直し過ぎるとその自由な精神が壊れそうなのが悩ましい。 読者の皆さんはぜひ赤箱のマノリートを何度も聴いていただき、楽譜には書けない部分を感じていただきたい。 【筆者プロフィール】 エンリケ坂井(ギタリスト/カンタオール) 1948年生まれ。1972年スペインに渡り多くの著名カンタオールと共演。帰国後カンテとパルマの会を主宰。チョコラーテらを招聘。著書『フラメンコを歌おう!』、CD『フラメンコの深い炎』、『グラン・クロニカ・デル・カンテ』vol.1~34(以下続刊)。 ※CD『グラン・クロニカ・デル・カンテ』シリーズを購入ご希望の場合は、アクースティカ(https://acustica-shop.jp/)へお問い合わせください。(編集部) >>>>>
- 恋フラ in アジア 〜第三弾 台湾編~
(viernes, 7 de junio 2024) 日本国内47都道府県をすべて巡り、各地で着物姿でのセビジャーナスを撮影した動画「日本に恋した、フラメンコ」をYouTube上で2019年に公開したフラメンコダンサー永田健さんが、今度は日本を飛び出しアジアで撮影を展開! その撮影の様子を不定期連載でお届けします。 文・写真/永田健 Texto y foto por Ken Nagata 恋フラのアジアツアー。 香港、韓国に続いて3カ国目の撮影は台湾です。 初日は淡水。台北から北に1時間の港町です。 協力してくれたのはInin LeeとIn Fashion Flamenco教室の皆さん。 衣装は台湾の先住民仕様。 中国との関係からチャイナドレスは着るのに抵抗があるようで、今回の撮影のために用意してくれました! まずは紅毛城(Fort San Domingo)へ。 1628年にスペイン人が建設、オランダ人が改再建し、その後イギリス政府に租借。そして日本とアメリカの手を経て台湾に返還された、台湾の歴史を象徴する建物です。 特別に撮影OKをいただき、何カットか撮影。 次に淡水礼拝堂へ。 こちらは1890年築、台湾北部で初めての礼拝堂です。 最後に夕陽が沈むタイミングで港へ出てもうワンショット。 気温30度を超える中、いっぱい踊って歩き回りましたが、おかげで素敵な映像がたくさん撮れました。 台湾の歴史も勉強になる1日でした! そして翌日は、台湾の新幹線で2時間弱南へ下って高雄へ。 舞人幫というサークルのメンバー饒志民さんと、去年東京のクルシージョで知り会った縁で撮影。 こちらも台湾先住民衣装。先住民の人口は2%ですが、その中でも最多のアミ族の衣装を借りてきたとのこと! 皆も着るのは初めてで、テンション上がってますが気温も30度を超えて暑い…。 場所は蓮池潭(れんちたん)。 そびえ立つ龍虎塔を目当てに来たのに、修理中というニュースを前日に知る…。 でももっと素敵な場所がありました。 台湾最大規模の孔子廟。 さすがに中で撮影は難しいかなと思うが聞いてみると、民族衣装を着ていたためか担当のおじさんは大歓迎で、ほぼ貸切状態で撮影できました。 撮影が終わっても、もっと撮らないのかと聞いてくるほど笑。 陽が沈んできたので、龍虎塔の代わりに池の真ん中に立つ五里亭へ。 南国らしい派手な建物と衣装が夕陽でちょうど映えて、最後に素敵な絵が撮れました。 夜は台湾らしく円卓を囲んで、あらゆる台湾料理と台湾ビールをたっぷり頂きました! ちなみにこの日が僕の50歳の誕生日でした。 撮影したのは去年の11月ですが、音楽制作に時間がかかりました。 アジアでも国ごとに文化が全然違うので、大変ですがセビジャーナスを各国版でアレンジすることにしました。 台湾バージョンは二胡で演奏してもらおうと台湾人を探しましたが、断られたりするなどなかなか見つからず。かといって台中関係を考えると中国人の起用も難しい…。最終的には日本人の方を紹介してもらい、素敵な音楽ができあがりました♪ 東アジアは終了。2024年は東南アジアを周ります! 4月にバリ島で撮影済み。夏にシンガポール、フィリピンで撮影予定です。 ※もし他の国で踊り手の知り合いがいたら、ぜひご紹介ください。 『台湾で踊るフラメンコ - Sevillanas in Taiwan』 https://youtu.be/sAcJbqVy9gY 詳細はインスタグラム・HP、永田健のSNSなどでも随時アップデートしていきます。 【アジアに恋した、フラメンコ】 [Instagram] https://www.instagram.com/flamencoasia/ [HP] https://asia.hp.peraichi.com 【永田健 SNSアカウント】 [YouTube] https://www.youtube.com/c/KenNagataFlamenco [Facebook] https://www.facebook.com/ken.nagata.980 (*友達申請される場合はFlamenco fanを見たと一言メッセージください) 【プロフィール】 永田 健(Ken Nagata) 大手証券、米国MBA留学を辞めてスペインに渡る。2013年新人公演にて満票で奨励賞受賞。2019年に日本を一周して撮影した「日本に恋した、フラメンコ」をYouTube公開。現在は「本能寺の変」、「ヤマトタケル」など和とコラボした舞台を制作中。 >>>>>
- 新・フラメンコのあした vol.16
(lunes, 3 de junio 2024) 20年以上にわたりスペインで活動するジャーナリスト東敬子が、今気になるスペインフラメンコのあれこれを毎月お届けします。今月も、昨年秋にマドリードで行われた第18回「スマ・フラメンカ」フェスティバルで上演された作品から、アンドレス・マリンの舞台についてのリポートです。 アンドレス・マリン 『ハルディン・インプーロ』 「スマ・フラメンカ」フェスティバル カナル劇場・赤の間、マドリード、スペイン 2023年11月4日 Andrés Marín “JARDÍN IMPURO” Festival Suma Flamenca 2023 Teatros del Canal - Sala Roja, Madrid Sábado, 4 de noviembre, 2023 文:東 敬子 画像:宣伝素材 Texto:Keiko Higashi Fotos:Promoción Andrés Marín, baile José Valencia y Segundo Falcón, cante Salvador Gutiérrez, guitarra flamenca Dani Suarez, percusión Raúl Cantizano, artista sonoro アンドレス・マリンと言えば、いわゆる「モデルノ」のスタイル、伝統的な様式に縛られないバイレのイメージが強いですよね。 伝統を守るアーティストがいる一方で、フラメンコに自由を求める彼らは、2000年代に大きなブームを起こしました。 フラメンコ以外の音楽でフラメンコの振りを踊ったり、逆にフラメンコの音楽に他ジャンルの舞踊スタイルを合わせたり。無伴奏や機械音を使ったり、舞踏みたいに極端に動きを制御したり。 イスラエル・ガルバンとロシオ・モリーナと言うこの分野のツートップに先駆けて、フラメンコ舞踊の可能性を追及して来た彼はまさに、その先駆者的存在であると言えるでしょう。 まあ、踊り手にとっては創造の自由を謳歌した結果であっても、観客にとっては、プログラムに「フラメンコ」と載せるには、「看板に偽り有り」と言いたくなる場合が多々あったのも事実で、この分野が評論家や世間一般に認められるには20年以上かかりました。 ただ2020年代の今では、こう言った「新しい挑戦」を押し出す「モデルノ」は少なくなり、全体的に、以前「モデルノ」をやっていた人も含め、伝統的なフラメンコを少しスタイリッシュにアレンジして提唱するのが主流となっています。しかしアンドレスは今でもガチ。55歳にして今もなお、更なる挑戦を続けています。 彼の踊りは、フラメンコではないかも知れない。でも同時に、フラメンコ以外の何物でもない。彼の踊りを「ダンス」と表現できない理由は、自由な心を持ちながらも、フラメンコに縛られているその精神があるからこそ、なのです。 前作『カルタ・ブランカ』(2020)に新しいエレメントを加え、今回「スマ・フラメンカ2023」フェスティバルでマドリード初演された『ハルディン・インプーロ』(2021)では、好奇心ゆえにエデンの園を追放された彼の、更なる好奇心と自由の広がりを表現しています。 しかし私がこの作品に感じたのは無限の自由ではなく、限られた空間に生きる人間(=フラメンコ)が持つ、自由に生きる獣や鳥達への憧れ、の様なものでした。私は思います。庭(ハルディン)は無限の空間ではないからこそ、その好奇心には意味があるのだと。セグンド・ファルコンやホセ・バレンシアの地に根を張る歌が彼をとらえて離さないからこそ、彼の心はその美しさに宙を舞い、サルバドール・グティエレスのギターの音色に引き留められるからこそ、空の青さを咲き誇る花のアロマと共に感じる事ができるのです。 1969年セビージャに生まれたアンドレスは、父の舞踊学校で幼少よりフラメンコを学びます。バイレだけでなく歌の才能にも恵まれた彼は、その伝統に首までドップリ浸かって自身の感性を育んできました。 そんな彼は、伝統的なスタイルより、自身の創造を選びました。でも彼の仕草を見ていると、とても不思議な気持ちになります。全くフラメンコの動きではなくても、腕を自然にプラっとしているだけでも、フラメンコを感じるのはなぜなのでしょう。 そしてロックや何かの雑音に合わせて動いても、同じ事を感じてしまう。やっぱりフラメンコなんです。 彼が持つ緊張感、いや、何かへの危機感が、フラメンコを湧き立たせるのでしょうか。その攻めの姿勢が、外への壁を叩き続ける事が、彼の目前に壁がある事こそが、彼をフラメンコにさせるのだと、私は思うのです。 【筆者プロフィール】 東 敬子 (ひがし けいこ)/フラメンコ及びスペインカルチャーのジャーナリストとして、1999年よりマドリード(スペイン)に在住し執筆活動を続ける。スペインに特化したサイト thespanishwhiskers.com(https://spanishwhiskers.com/?page_id=326)を主宰。 >>>>>
- スペインNews 6月号・2024
(miércoles, 5 de junio 2024) 文・写真/志風恭子 Texto y fotos por Kyoko Shikaze かつては、フラメンコのイベントといえば、夏はフェスティバル、冬はペーニャと言われていました。今も基本は変わらないのかな? でも今は昔に比べると劇場公演も多くなり、フラメンコは一年中ハイシーズン、という気もします。また、パンデミックが落ち着いてからは観光ブームに拍車がかかり、新しいタブラオもでき、どこも繁盛しているようです。すごいメンバーが出演している時もあるようなので、タブラオに行く時は、Webで出演者を確認できるところも多いので、確認してから行くのがおすすめです。面倒だという人は、マドリードのコラル・デ・ラ・モレリアやセビージャのロス・ガジョスといった老舗が比較的安心なように思います。6月のプログラムを見ても、コラルがサラ・カレーロやベレン・ロペス、ロス・ガジョスはソラジャ・クラビホやロサリオ・トレド、ぺぺ・トーレス、ラファエル・カンパージョが日替わりで出演と、なかなかのメンバーです。 Tablao Corral de la Morería入口 ©︎ Kyoko Shikaze 【ギリホンド祭】 セビージャ近郊の小さな町、パロマーレス・デル・リオで、5月1日から4日までギリホンドというフラメンコ祭が開催されました。夏のフラメンコ祭というと元々は6月末のポタへ・ヒターノというフェスティバルから、という感じだったので、5月の開催というのはとても早いですね。昨年は4月12日からだったというから、これでも遅くなったということかも。 このフェスティバルは世界で唯一の、スペイン以外の国出身の人、ギリにフォーカスしているフェスティバルです。今年のテーマ国は日本、ということで、アルヘシラス在住の日本人写真家Tomoyuki Hottaさんの写真展が行われました。 https://youtu.be/zKdxFvkK0Og?si=K4cx8Bm-NJGuAaFB 初日はハポン(=日本)という苗字を持つ、アンダルシア州文化長官やアンダルシア国際大学総長などを歴任したフアン・マヌエル・スアレス・ハポンさんの講演とフランス人カンタオール、ホセ・デ・ラ・ネグレータの公演で始まり、2日目には、オランダ人ギタリスト、ユス・ウィエガーズのリサイタル、カルメラ・リケーニの舞踊公演に先駆け、志風がフェスティバル監督マヌエル・ボルケスとお話しさせていただきました。 https://youtu.be/mvzLI8JiN1o?si=uzJZ-qTWP2vLLgM2 3日目にはパケーラ・デ・ヘレスの日本公演の様子を記録したドキュメンタリーの上映と萩原淳子の公演、 https://youtu.be/plrj1FTqK0s?si=b6_iFnJ98Pe9Jvh2 そして小谷野宏司の公演がありました。 https://youtu.be/eLSUlCkuyIo?si=n-1iaktI0IGVYZbm 最終日にもオランダ人ギタリスト、ティノ・ヴァン・デル・スマンのリサイタル、エスペランサ・フェルナンデスの公演に先駆けて、ヘーレン財団留学中の瀬戸口琴葉が踊りました。 https://youtu.be/eXur7eXzyWs?si=gr7IcYcg0zhEgZOw フラメンコはユニバーサルなアート、と言われながらも、実際問題スペインで外国人が活躍するのはスペイン人よりも難しいということはあるので、こういった催しで外国人アーティストにスポットライトが当たるのはいいことですね。外国人のフラメンコということで、全国ニュースにも取り上げられるなど注目されていました。来年はフランスがテーマ国になるそうです。 【アンダルシア・フラメンコ】 5月になって、アンダルシア州主催のフラメンコ公演シリーズ、アンダルシア・フラメンコも、16日グラナダでのエバ・ジェルバブエナ公演を皮切りに、グラナダ、アルハンブラ劇場とセビージャのセントラル劇場、二つの州立劇場で開催しています。 セビージャでは21日がダビ・コリアの『ロス・バイレス・ロバーダス』、23日にはホセ・アセド親子のニーニョ・リカルドへのオマージュ、25日にギタリスト、ダニエル・カサレスのオーケストラとの共演、28日にはセビージャ出身マカレーナ・ロペス『青い薔薇と赤い瞳』が上演されました。セビージャを代表するギタリスト、ニーニョ・リカルドの作品を取り上げた公演『レクエルド・ア・セビージャ』が、若い人たちに歴史に名を残す名人の曲を知ってもらうためにも良い企画だと思いました。 ©︎ Kyoko Shikaze 前に進むためにも、まずは過去の名作を知る。これはギターに限らず、舞踊でも歌でも一緒だと思います。今はYouTubeでも色々手軽に見ることができるので、新しいものだけでなく、歴史的なアーティストの作品に触れると今のフラメンコを見る目も変わってくると思いますよ。 【フラメンコ・シグロXXI】 昨年は3月に開催された21世紀のフラメンコ・セミナーが、今年は5月24日からの3日間、セビージャ大学文化センターCICUSで開催されました。学者や識者の講演だけでなく、フラメンコの当事者であるアーティストの肉声を多く聞けるのが面白い試みです。 今年は24日午後には『フラメンコが直面している越えねばならない問題』というテーマで、歌い手のアリシア・ヒルやフルート奏者フアン・パリージャ、フラメンコもジャズも演奏するドラマーのギジェルモ・マッギルらが、 ©︎ Kyoko Shikaze 25日の『フラメンコにおける創作の自由』ではギタリスト、トマティートとフアン、カルモナ、踊り手パストーラ・ガルバンらが登壇。 ©︎ Kyoko Shikaze フラメンコの歌やギターを教える公立音楽学校の講師の問題(アーティストとしての輝かしいキャリアがあっても講師になれない等)やフェスティバルにアーティストが“作品”を準備しなくてはいけない問題などについて語られました。 またこの座談会の最後には、24日にはマヌエラ・デ・モジャ、 ©︎ Kyoko Shikaze ©︎ Kyoko Shikaze/ギターは父アントニオ・モジャ フェルナンダ・ペーニャ ©︎ Kyoko Shikaze/ギターはペドロ・マリア・ペーニャ という二人の若い歌い手、 25日にはアリシア・ヒルと ©︎ Kyoko Shikaze ビセンテ・ソトのミニコンサートもあり、 ©︎ Kyoko Shikaze ビセンテのブレリアではフアン,パリージャらもパルマで舞台に上がるなど盛り上がりました。 ©︎ Kyoko Shikaze なお25日の公演前には、セラニート、ビセンテ・ソト、マヌエル・デ・パウラをこのセミナー主催者、21世紀フラメンコ協会の名誉会員とする授与式も行われ、ベテランたちも満足そうでした。 ©︎ Kyoko Shikaze ギタリストで一番踊りが上手いというセラニートは得意のブレリアも披露しました。 https://youtu.be/mMHukrBMSDc?si=fMdx-zGHixyTmfSp 【筆者プロフィール】 志風恭子(Kyoko Shikaze)/1987年よりスペイン在住。セビージャ大学フラメンコ学博士課程前期修了。パセオ通信員、通訳コーディネーターとして活躍。パコ・デ・ルシアをはじめ、多くのフラメンコ公演に携わる。 >>>>>
- タンゴ探しの旅 ~二つの川を渡って~
(domingo, 2 de junio 2024) 一般財団法人エルスール財団の代表理事を務める野村眞里子さんプロデュースによる創作フラメンコ公演「タンゴ探しの旅 ~二つの川を渡って~」が、横浜のKAAT神奈川芸術劇場にて2日間にわたり3公演上演されます。 この公演は、これまでまったく別の曲と考えられてきたフラメンコの曲種のタンゴとアルゼンチンタンゴが、その成り立ちの段階で何らかの関係があったとする視点から発想が生まれ、「消えた母を探してアルゼンチン及びスペインに渡る少年の物語」というオリジナル・ストーリーに仕立て、アルゼンチンタンゴとフラメンコのタンゴの両方が存分に楽しめる内容となっています。 魅力あふれる2つのタンゴのコラボレーションの世界を、存分に味わってみてはいかがでしょうか。 野村眞里子プロデュース創作フラメンコ公演 タンゴ探しの旅 ~二つの川を渡って~ 【日時】2024年6月15日(土) 14時開演(13:30開場)/18時開演(17:30開場) 6月16日(日) 14時開演(13:30開場) 【会場】KAAT神奈川芸術劇場 (神奈川県横浜市中区山下町281) 【キャスト】 [踊り] 河野麻耶 Marcy & Magi 出水宏輝(ファロリート) 伊藤笑苗 山本将光(ジャマキート) 朱雀はるな 山本涼 野村眞里子 他 [歌] ミゲル・デ・バダホス 小松美保 [ギター] ペペ・マジャ“マローテ” 北岸麻生 [パーカッション] 朱雀はるな 【料金】(税込)S席8,000円 A席7,000円 ※エルスール財団賛助会員はS席500円引き(エルスール財団のみ取扱い) ※未就学児入場不可 【チケット取扱い】 ・エルスール財団 TEL 03-3325-5668 info@elsurfoundation.com https://www.elsurfoundation.com ・チケットかながわ https://www.kaat.jp /0570-015-415(10~18時) ・チケットぴあ https://pia.jp/ Pコード:525997 ・イープラス https://eplus.jp/ ・窓口:KAAT神奈川芸術劇場2階(10~18時) 【問】エルスール財団 TEL 03-3325-5668 info@elsurfoundation.com https://www.elsurfoundation.com >>>>>
- ロシオ・モリーナ グループ公演
(viernes, 31 de mayo 2024) 2023年12月1日(月)~10日(火) Showレストラン「ガルロチ」(東京・新宿) 写真/近藤佳奈 Fotos por Kana Kondo 文/金子功子 Texto por Noriko Kaneko ロシオ・モリーナがガルロチに来る――。 この情報が発表されたとき、日本のフラメンコファンたちは驚きと喜びで沸き上がった。 スペイン芸術界でもっとも栄誉ある国家舞踊賞を弱冠26歳で受賞。優れた舞踊技術と高度な芸術性を武器に独創的な作品を発表し続けるカリスマ的ダンサー、ロシオ・モリーナ。 開幕以来連日、一般の愛好家からプロのアーティストまで大勢の観客が訪れ、SNSでも絶賛や称賛のコメントが寄せられた。店内は賑わい熱気であふれ、皆ロシオを見るためにこの瞬間ここに集まっている。 客席に配られていたロシオからのあいさつ文には、今回の公演はその場のインスピレーションで生み出される二度と繰り返されることの無い儚い作品であり、楽しみをベースにインスピレーションとひらめきでトラディショナルな曲目を駆け巡る、とある。プログラムは明かされていない。それもまた、いつも以上にワクワク感が高まる。 この日の舞台はジェライのギターソロからスタート。しっとりとメロディアスなフレーズをなめらかに奏でる。曲のテンポが上がり空気が温まってくると、黒のファルダ・デ・コーラをまとったロシオが登場。上品なブルーグリーンのカンカンが鮮やかに映える。そして身体にフィットしたトップスが、彼女の表現豊かな身体使いを際立たせる。 ソレアの曲を深く、時に激しく踊る姿には、まるで踊りの女神のような神々しさすら覚える。耳を済まさないと聴き取れないくらいの繊細な音色でギターとサパトスを奏で合うシーンは、二人の技術と呼吸が高いレベルで調和して生まれた極上の瞬間だ。 マルティネーテは、ペペがサリーダを歌い出すところからもう客席からハレオがかかる。艶やかで魂のこもった歌声が会場に響き渡る、至福の時間。オルーコとロシオは足を打ち身体を叩き、呼吸やあらゆる動きを使って、そのコンパスの波に身を委ねリズム遊びを繰り広げる。 舞台の下手側に置いたテーブルを4人で囲み、カンテとギターに合わせてのコンパス遊び。パルマやヌディージョで巧みにリズムを刻み、ギターも次々にフレーズを展開していく。 ロシオが2本の赤いアバニコを手に、グアヒーラをコケティッシュに踊り出す。クルクルひらひらと舞うアバニコが鮮やかな蝶々のようで愛らしい。ブレリアになると踊りも演奏も次第に激しさを帯び、ついにはアバニコが壊れてもお構いなしで、今この瞬間を楽しみながら踊り続ける。クライマックスはオルーコとのパルマの掛け合い。座ったままで、どこまでも続くようなコンパス遊びを繰り広げていく。 ロシオの言う「最も自然で野生な状態のままの伝統的なフラメンコ」を、休憩無しで繰り広げた75分間。どんなにリズムで遊んでも崩れない確かなコンパス感は、4人の個の技術の高さとメンバー同士の信頼関係の為せる業だ。 究極のリズム遊びを堪能させてくれた今回のグループ公演。忘れられない名場面の数々が、観客それぞれの心の中に強く刻みつけられたことだろう。 【出演】 Baile(踊り): Rocío Molina Guitarra(ギター): Yerai Cortés Cante(歌): Pepe de Pura Compas y baile(コンパス&踊り): José Manuel “El Oruco” *ロシオ・モリーナの特集記事はこちらから。 >>>>>
- オーセンティック・フラメンコ
(jueves, 30 de mayo 2024) 昨年の秋に東京で開催され、多くの観客を魅了したフラメンコ・ショー「オーセンティック・フラメンコ」が、この7月に再び東京にやってきます。 この公演は世界各地でコンサートやイベントなどを手掛けるFeverが主催するもので、マドリード王立劇場とのパートナーシップのもと、一流のフラメンコプロダクションSO-LA-NA Entertainmentのプロデュースにより、本格的な踊りや歌、演奏によるフラメンコ・ショーが楽しめます。 今回は、来日経験が多く日本でも有名なアンヘレス・ガバルドンを中心に、スペイン人アーティストらによる情熱的で伝統的なフラメンコ・ショーが上演されます。 まだフラメンコのライブを観たことがない人も、何度も観たことがある人も、本場スペインの魅力が詰まったステージを楽しんでみてはいかがでしょうか。 [日時] 2024年 7/14(日) 16時/19時(入替制) 7/15(月祝) 13時/16時/19時(入替制) *開演60分前に開場。開演後の入場は不可。 *所要時間65分。VIP、およびVIP+チケットをお持ちの方は、ショーの終了後にアーティストと交流をする「ミート&グリート」がありますので、約90分の体験となります。 [場所] 上條ホール (昭和大学上條記念館、東京都品川区旗の台1-1-20) [チケット] 7,900円~ *専用サイトから日時を選択してください。 *16歳未満の方は保護者の同伴が必要です。 *車椅子の方は、車椅子席チケットをご購入いただけます。介助が必要な方は、介助者用のフリーパスを1枚申し込むことができます。介助者用のチケットが必要であることを証明できるものをご用意の上、こちらまで連絡してください。 * 30名様以上の団体様には特別サービスのご用意があります。詳しくはホームページをご覧ください。 [出演] アンヘレス・ガバルドン - ダンサー アレハンドロ・ロドリゲス - ダンサー インマ・ラ・カルボネラ - 歌手 マリア・アントニア・フェルナンデス - 歌手 パウ・ヴァレット・ジャスト - ギター ロサ・エスコバル・ロペス - ヴィオラ [公式URL] https://feverup.com/m/170118 https://authenticflamencoshow.com/tokyo/ >>>>>
- わが心のスペイン vol.6
(lunes, 27 de mayo 2024) 南房総と南スペインで田舎暮らしを楽しむ、石井崇が描くスペインの情景。 『オルヒバへの路』 私の住んでいるフェレイローラから高度を数百メートル下ると、人口2万人ほどの街があります。 付近はオレンジとオリーブ畑が広がり、都会の感覚があります。 【プロフィール】 石井崇(Takashi Ishii)/画家。1942年東京・京橋生まれ。東京芸術大学卒業後、1975年単身スペインに渡り、村祭りを回るテキヤ業などでしのぐ。セビリア郊外アルカラ・デ・グアダイラに居住。1989年よりグラナダ・アルプハーラ(Alpujarra)地方にあるフェレイローラ村(Ferreirola)にアトリエを構え、今はフェレイローラ村と南房総館山をふたつの故郷とし、田舎暮らしを楽しんでいる。著作は「おれたちがジプシーだったとき」、「詩画集プラテーロとわたし」、「スペイン四季暦」、「南スペイン、白い村の陽だまりから」、画集「イシイタカシの世界」など。2004年「館山親善ふるさと大使」に任命、全国大学フラメンコ大会を企画。 ホームページ「イシイタカシの世界」 http://www.oliva2004.net/index.html >>>>>
- プリメラ フラメンコ フェスティバル 2024
フラメンコ魂 -バイレの一曲入魂- (miércoles, 22 de mayo 2024) 毎年夏の恒例企画となった、プリメラギター社が主催するフラメンコの祭典『プリメラ フラメンコ フェスティバル2024/フラメンコ魂』が、今年の7月に2日間にわたり開催されます。 初日は、フラメンコ教室の先生と生徒たちのコラボレーションによる、一体感のある美しい群舞8組が競演。 そして2日目は、日本全国から選ばれた18歳以下のフラメンコダンサーたちによる群舞やソロのフレッシュな舞台が繰り広げられます。 これだけの人数や顔ぶれが揃うのは、このプリメラフェスティバルならではの見どころ。 それぞれの一曲入魂の熱い踊りを、どうぞお見逃しなく! プリメラ フラメンコ フェスティバル 2024 フラメンコ魂 バイレの一曲入魂 【1日目】群舞の競演 2024年7月12日(金) 19時開演 (17:30ロビー開放、18:30開場) [出演] 石井智子フラメンコスタジオ えんどうえこフラメンコ教室 北原志穂フラメンコ教室 篠崎麻由美フラメンコ教室 篠田三枝フラメンコ教室 宮本亜都子フラメンコスタジオ 屋良有子フラメンコ教室 YUKIフラメンコスタジオ [チケット] ※全席指定 前売り7,000円/当日券8,000円 [予約] ・各出演者 ・プリメラギター社 Tel.090-8948-3449 Email: primera-chico@navy.plala.or.jp 【2日目】アンダー18の競演 2024年7月13日(土) 16時開演 (14:30ロビー開放、15:30開場) [出演] ●群舞 有田ゆうきフラメンコ教室 荻野リサフラメンコ教室 安井理紗フラメンコ教室 ●ソロ 大橋新 尾崎さくら 片桐亜実音 熊谷美佳 三枝奈々 佐藤奏 田中花奈 デラフエンテチャベス咲茉良 堀口心太朗 マヌエラ・ロサ [チケット] ●指定席 前売り7,000円/当日券8,000円 ●自由席 大人6,000円/子供(18歳以下)3,500円 ※自由席の整理券配布 12時から [予約] ・各出演者 ・プリメラギター社 Tel.090-8948-3449 Email: primera-chico@navy.plala.or.jp [会場] ※両日共通 こくみん共済coopホール/スペース・ゼロ (東京・新宿) [主催/問] プリメラギター社 Tel.090-8948-3449 Email: primera-chico@navy.plala.or.jp >>>>>
- ArtistaЯ ~表現者☆~ ep.5
ep.5 河野 睦 Mutsumi Kawano (lunes, 20 de mayo 2024) 写真家・大森有起が、今を輝くフラメンコ・アーティストたちの真の姿を写す 美大で絵を描いていた頃、 同じ環境なのにそれぞれ描く絵が異なる。 当然と言えば当然。 視点、空間、テクニック、一貫してイメージが違うからだ。 上手下手はまた別の話... 河野さんには一貫したイメージがあるような気がする。 肉眼の印象と写る姿が違うのは 自身の世界観を貫き、醸しているからなのか。 元エレクトーン奏者だった彼女に一つ聞いてみた。 「何を大切にしているか」 私は、音楽でありたい。 動く身体も全部、それこそ指先からも音がこぼれるように。 心が空間のすみずみにまで行き渡って共演者と呼応するように。 踊りに自分自身がハッキリ出る面白さも怖さも知って 今はもっと、ふだんの生活から楽しく丁寧に生きていこうと思う。 ワクワクやキラキラを観る・聴く・感じることが、次の私を創ると信じて。 >>>>>











