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Dr.ファロのフラメンコ・クリニック vol.4

  • norique
  • 6月20日
  • 読了時間: 3分

(viernes, 20 de junio 2025)

 

大阪を拠点に活動し、劇場公演からタブラオライブまで日本各地で大活躍中の若手フラメンコダンサー、ファロリート(Farolito)こと出水宏輝さんが、フラメンコを愛する皆様の様々なお悩みに、親切&丁寧にアドバイス。

その処方箋は、もしかしたらあなたの役にも立つかもしれません。

尚こちらのクリニックは、2か月毎に診察いたします。


文/出水宏輝

Texto por Kouki Demizu


2506_Dr.ファロ
©小河貴士

Q1.

踊るための体づくりとしてどんなことをされていますか?

特に意識して鍛えている部位や、効果的なストレッチなどあれば教えてください。

(ペンネーム NNさん)


▶︎ 踊るためにこれしてる!ってことをしたことないので、回答になるかわかりませんが…(笑)


体幹トレーニングは必ずやってます。前回の内容とも重なるところがありますが、プランクをしたり身体の主軸にラインを通すように心がけています。

胴体を引き上げる時に肩やブラソが目立たないように、肋骨などから引き上がれるように「身体で呼吸」することを心がけています。


できるだけ、ストレッチは寝る前とフラメンコシューズを履く前には必ずやるようにしています。身体を伸ばすことをメインとして、腕・肩・首まわり・肩甲骨・骨盤・脚なども伸ばすようにしています。



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Q2.

レッスンで習った振り付けを格好良く真似することが苦手で、他のクラスメイトが上手くみえて落ち込みます。

スペインで修行中、落ち込んだりしましたか?もしあれば、どうやってモチベーションを保ったか知りたいです。

(ペンネーム おぐらトースト子さん)


▶︎ 真似するのではなくて、先生が何を伝えたいのか、を考えることが大切かと思います。

この振付は

・なんで?その流れでやってきたの?

・ブラソつくときの胴体の流し方はどうやって?

なんでもいいのでそういうものを分析したあとに、自分への問いかけを行うべきかと思います。


・自分ならどうできる?

・自分に合うものは何なのか。


それを考えていると、周りを見ている余裕がないかと思います。

スペインでレッスンを受けるときも、そういう内容で落ち込んだりはしなかったので常に過去の自分との戦いかと思います!


ポジティブなのかネガティブなのかわかりませんが、体重が増えたり身長が伸びたりしても「成長」だと考えるようにしています…(笑)



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©Shigeto Imura
©Shigeto Imura

【プロフィール】

出水宏輝(Kouki Demizu)/10歳の時に石川敬子フラメンコ教室にてフラメンコを始め、田中光夫氏にギター・カンテを、舞踊・パルマを棚原美和氏に師事。14歳のときにタブラオ ロス・ヒターノスで男性舞踊手としてプロデビュー。2014年、官民協働海外留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」の1期生として1年間スペイン留学。2018年第1回全日本フラメンココンクールで努力賞、2019年日本フラメンコ協会第28回フラメンコ・ルネサンス21「新人公演」で奨励賞、2021年第10回エルスール財団新人賞(フラメンコ部門)を受賞。

また、2018年摂南大学入学宣誓式にて、在学生300名以上とフラメンコのフラッシュモブを大阪城ホールにて実施。

現在、大阪を拠点としながら全国各地で精力的に活動している。


☆活動情報はこちらから。


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