(domingo, 25 de febrero 2024)
撮影/大森有起
Foto por Yuki Omori
第12回目となる一般財団法人エルスール財団による新人賞授賞式が、昨年12月に東京・羽根木にあるエルスール財団記念館で開催されました。この賞は、現代詩・コンテンポラリーダンス・フラメンコの3部門でこの1年間に活躍した新人に贈られるものです。
フラメンコ部門では、静岡県浜松市出身の鈴木時丹さん(写真)が受賞。一昨年から昨年にかけての劇場公演へのゲスト出演やタブラオライブなど、数多くの舞台での目覚ましい活躍を高く評価されての受賞となりました。
受賞者あいさつとして鈴木さんは、「素晴らしい賞をいただけて光栄です。幼少の頃からフラメンコをやってきて、引き続き精進して素晴らしい踊り手になりたいです。本日はありがとうございました」と喜びを語りました。
実演パフォーマンスでは、遠藤郷子さんの歌と今田央さんのギターを伴奏にアレグリアスを披露。ゆったりとした曲の雰囲気に静かに溶け込むように、落ち着いて踊る姿には堂々とした風格さえ感じられました。それでいて、レマーテやエスコビージャでは瞬発力のあるキレの良い足技を次々と繰り出し、会場にいた人々を一瞬で魅了していました。
パフォーマンスの後のパーティーの席では、この日初めてフラメンコを見た人たちは興奮気味にその感動を語り合っていて、この晴れやかな舞台で新しいファンの心も掴んだようでした。
今回の受賞をひとつのはずみとして、今後の活躍が大いに注目されます。
「第12回エルスール財団新人賞」授賞式
日時:2023年12月17日(日)18:00
会場:羽根木「エルスール財団記念館 ~詩とダンスのミュージアム~」
●挨拶:エルスール財団代表理事 野村眞里子
●新人賞授賞式:
《現代詩部門》 選考委員 野村喜和夫・小野絵里華
「とある日」編集部(川上雨季・長濵よし野)
《フラメンコ部門》 選考委員 野村眞里子
鈴木時丹
《コンテンポラリーダンス部門》 選考委員 乗越たかお
黒須育海
●記念撮影:受賞者・選考委員・財団役員
●受賞者によるアトラクション:
◎朗読……川上雨季
◎ダンス……黒須育海
◎フラメンコ「アレグリアス」……鈴木時丹(踊り)遠藤郷子(歌)今田央(ギター)
●挨拶:エルスール財団理事 野村喜和夫
●シャンパンファイト
●パーティー
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